千両役者、武豊騎手が有馬記念4勝目。
1着 ドウデュース(2人気)
2着 ▲スターズオンアース(7人気)
3着 タイトルホルダー(6人気)
勝ちタイムは、2:30.9(良)。上がり35.9。
今年は、馬場が良くて、この時期としては速い時計が出る馬場。
過去10年では2番目に速いタイム。
(過去10年最速は2:30.5リスグラシュー5馬身差)
7.0-11.3-11.9-12.0-12.0-12.2-12.5-11.9-12.2-12.0-12.0-11.7-12.2
前半5F60.4(映像表示)
後半3F35.94F47.95F60.1
最初から最後まで(逃げ馬は)平均ペース。タイトルホルダーとしては理想的な逃げ。
2番手以降のペースを作ったのはスターズオンアース(ルメール騎手)。
ルメール騎手は中盤の1~2角からペースを落として、タイトルホルダーとスターズオンアースの間隔が拡がった。
レース上がり 35.9
2番手を先頭と仮定した場合のレース上がり 34.7
タイトルホルダーにとっては理想的なレース上がり(スタミナで粘る)。
スターズオンアースにとっては後続を封じる理想的な速い自身上がり(後方の馬は早く仕掛けなければ届かない)。
横山和生騎手もルメール騎手も、自分の馬にとってベストなペース配分。
その2頭の思惑を打ち砕いたのが、武豊ドウデュース。
1着ドウデュースは、スタート悪く最後方に近い追走。3~4角で大外を回って上がっていき、4角から直線向くときは1頭だけ馬なりの手ごたえ、完勝。
3角から力でねじ伏せるような強い内容(無印お詫びします)。
この馬が3~4角大外馬なり進出できるとは想定外でした。
[追記:京都記念でそういう競馬をしていますね。この馬はいかに前半中盤脚をためて最後に朝日杯を勝ったスピードを発揮できるかにかかっている。その意味で秋天の完敗は休養明けもあるがハイペースを好位追走したからだろう]
2着▲スターズオンアースは、大外枠から出していって2番手追走、大外枠の不利を最初に消しにいった。
中盤1~2角あたりから微妙にペースダウンして、タイトルホルダーについていかない。これで2番手追走が有利になる流れに持ち込む。
ルメール騎手が大外枠ではこれしかないという好騎乗だったが、力でねじふせられた。
枠順が互角での再戦に期待したい。
3着タイトルホルダーは、前走はスロー追走で期待を裏切ったが、今回はベストな平均ペースでの逃げ(前走自身上がり35.0、今回36.2)。
引退レースで見せ場十分だった。お疲れ様でした。
4着△ジャスティンパレスは、最後方追走、3~4角で1着馬の後を追うように上がっていったが、1着馬が馬なりで上がっていったのに対し、こちらは追って追って。
直線の長いコースで1着馬との再戦を見たい。
5着シャフリヤールは、好位追走、速い馬場と内枠を利して善戦。
香港を目指したが、香港主催者側の判断で出走取消、帰国検疫のあと直接中山入厩という外国馬のような出走過程だった。
それでも能力を発揮した。
6着○タスティエーラは、中位追走、直線でまともにはさまれて後退(ジャスティンパレスの斜行のせい)。
不運だったが、3~4角からの反応もイマイチで(だから不利受けたとも言える)、不利がなくても4着争いだったか。
+18キロは想定外(調教後488キロから10キロ増えるってどういうこと?)(普通は輸送で減る)。
成長ということなんだろうか。
7着☆ウインマリリンは、頑張ってくれた(複勝買ってましたが)。引退お疲れさまでした。
8着△ソールオリエンスは、中位後方寄りからじりじりとした伸び。
菊花賞と同様、物足りない内容。
9着◎ハーパーは、◎にしたことが無謀でした。
ただ、-10キロは想定外。
3番人気△スルーセブンシーズは、12着。
最初は最後方だったが、掛かったのか位置が上がっていった。
好位にまで進出し、直線伸びず。
宝塚記念や凱旋門賞のような脚をためる競馬ができなかった。
8枠が災いした。世間のオッズは同じ8枠でもこちらをスターズオンアースより上にしたが。
調教の動きも人気が上になった理由だろうが、あれだけ動くのも気性がきついタイプだからで掛かりやすいというのもある。
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