2021年11月29日月曜日

ジャパンカップ[回顧]

 福永騎手の涙。


1着 ○コントレイル(1人気)

2着 △オーソリティ(3人気)

3着 ▲シャフリヤール(2人気)


勝ちタイムは、2:24.7(良)。上がり35.3。


この日は、2歳レコードが記録されたし、古馬2勝クラスでも2000m1.58.4というタイムが出る高速馬場。

この馬場で 2:24.7は平凡。前半がスロー過ぎたから。


12.7-11.5-12.8-12.6-12.6-12.3-11.6-11.6-11.7-11.6-11.5-12.2

前半3F37.04F49.65F62.2

後半3F35.34F47.05F58.6


前半5F62.2というスロー過ぎる前半。

そこからキセキが後方から一気に先頭に押し上げた。

それで11.6-11.6と一気にペースアップ。

ただ、後続はキセキについていかず、このラップほど後続はロングスパートでもない。

(後続は、このラップよりは上がり3Fが速い)

(残り3F地点ほぼ2番手のオーソリティの自身上がり34.4)


1着○コントレイルは、引退レースで究極の仕上げだったか。

この状態でエフフォーリアとの再戦を見てみたかった気もする。

福永騎手、感動の涙。

「今までのジョッキー人生の全てをあの馬に注ぎ込みました」


2着△オーソリティは、個人的にはG1実績が無いので懐疑的でしたが、見事な2着。

それだけの素質が開花してきたということでしょう。

その素質があるからこそルメール騎手が騎乗なんでしょうけど。


3着▲シャフリヤールは、1角でラチに接触したようで(アリストテレスとシャドウディーヴァの動きの影響)、それがどの程度影響したのか。

それと後続はキセキについていかなかったとは言え、ロンスパ気味の流れとなったことで、シャフリヤールよりオーソリティの方が有利になった可能性がある。


4着☆サンレイポケットは、またも大善戦。

追込脚質だったのが、好位につけられるようになったのが好走要因。

鮫島克駿騎手も連続でお見事。


5着グランドグローリーは、上がり2位。

2400mでは連対が無い馬。

日本の馬場でも問題ないタイプ、こういう外国馬が数頭来年も来て欲しい。


4人気△アリストテレスは、9着。

逃げは作戦だったようで武史騎手らしいが、タイトルホルダーとは違って、この馬は逃げは合わないでしょう。


父の典弘騎手シャドウディーヴァもできれば逃げる作戦だったらしい。


◎としたキセキは、10着。

出遅れで、途中でまくるしか無かったですね。

盛り上げ役に終わってしまった。



2021年11月28日日曜日

京阪杯【予想】

 過去の穴馬が多い波乱レース。

「前走4着内または4人気内」

「前走10月以降」(またはセントウルS)


シゲルピンクルビー

新馬とフィリーズレビューを勝った阪神コース。

上がりがかかる馬場が合いそう。


○シヴァージ

▲レイハリア

ラヴィングアンサー  タンザナイトS(12月阪神1200)1着

△ミッキーブリランテ

△タイセイビジョン

△ライトオンキュー



2021年11月27日土曜日

ジャパンカップ【予想】

 過去の穴馬は少なく、特に近4年は6人気以下の3着内はゼロ。

穴馬に多いのは、

「G1実績」

「東京実績」

「前走天皇賞秋」


キセキ

このブログで何度か◎にしている馬。

今回も◎にしてしまったのは、他にめぼしい穴馬が見当たらないから。

衰えはあるだろうが、多少の衰えならこのメンバーなら上位に食い込めそうに思える。

昨年8着は、前半4F目~6F目が11.3-11.3-11.5という無謀なペースだったから。

理想は、平均ペースでの逃げ(出遅れなければ)。


○コントレイル

▲シャフリヤール

サンレイポケット  前走3着と0.3差だが、5着とも0.3差

△オーソリティ

△アリストテレス

△ブルーム



ラジオN杯京都2歳S【予想】~JAGUAR~

重賞となっての過去7年の穴馬は、

「前走2000m」

「2000m1着がある」


ポッドボレット

前走は好タイム勝ち。

問題は距離延長だが、こなして欲しい。

決め手不足のような今までの内容だから、むしろ距離いいかも?


○トゥデイイズザデイ

▲キャンデセント

シホノスペランツァ  2000m2戦の経験生きるか

△ライラック

△フィデル

△ジャスティンロック


野球好きの私にとって(どちらのファンでもないですが)今年の日本シリーズはここ数年で最高の試合内容で楽しんでいます。

ぜひ7戦まで続いて欲しいです。

フジテレビ系(第7戦)のプロ野球中継で使われるこの曲は最高です。

「JAGUAR'13」春畑道哉(TUBE)



2021年11月22日月曜日

マイルCS[回顧]

 1着 ○グランアレグリア(1人気)

2着 ▲シュネルマイスター(2人気)

3着  ダノンザキッド(5人気)


勝ちタイムは、1:32.6(良)。上がり33.3。


先週よりは馬場が高速化。

ハイペースで流れていれば1分31秒台もありうる高速馬場。

(10R2勝クラスで1800m1分45秒台)

(なお10Rプログノーシスの自身上がり32.8も素晴らしい)

スローとなったので1:32.6と遅くなった。


内が荒れているので、内を除けば高速馬場。


12.5-11.2-11.9-12.0-11.7-11.1-10.7-11.5

前半3F35.6 4F47.6

後半3F33.3 4F45.0


前後半差2.6秒のスロー。

昨年が46.9-45.1で、昨年よりさらにスロー。


1着○グランアレグリアは、心配された中2週が問題なかった。

昨年の自身前後半3Fが、35.4-33.2。

今年が、36.8-32.7。

位置は後方寄りだったが、直線は馬場が良い外から存分に末脚を発揮した。


2着▲シュネルマイスターは、3番枠なので内を回ったコース利と、逆に馬場の悪い内(特に直線)を走る不利と、どちらが影響大きかったか。


3着ダノンザキッドは、内が荒れている馬場では外枠が好都合。

それにしても1600mでも強い、というかマイルがベストなのか?


4着△インディチャンプは、3着とハナ差。

香港への叩き台か?と疑心暗鬼のオッズに思えたが、安定的な能力を発揮した。


5着ホウオウアマゾンは、最後サリオスを差し返している。

内が悪くない馬場だったら、もっと見せ場十分の内容だっただろう。


6着△サリオスは、かかり気味に先行。

期待を裏切る競馬が続いている。


4人気△グレナディアガーズは、13着。

掛かり失速で、気性面で難しい所が出てしまった。

フランケル産駒の早熟性の心配も残る。


◎としたサウンドキアラは、8着。

速い上がりを出せない馬で流れ向かなかったが、能力不足でした。



2021年11月20日土曜日

マイルCS【予想】

 過去10年の穴馬は少ない。

その穴馬に多いのは、

「右回り重賞実績」

「先行~中位」

「一流騎手」

「5歳」


サウンドキアラ

前走は久々に好内容のレース。

先行の位置からどんどん下がっていき、直線は追い出しが遅れた。

阪神マイルは阪神牝馬S1着がある。

問題は6歳ということですが・・・


○グランアレグリア

▲シュネルマイスター

ケイデンスコール  今年のマイル重賞2勝

△サリオス

△グレナディアガーズ

△インディチャンプ



2021年11月19日金曜日

東スポ杯2歳S【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走上がり1位2位」

「前走先行~中位」

「関東馬」


スカイフォール

前走はタイム平凡で着差もわずかだが、ラスト2Fが11.5-11.4という流れ。

母母フェアリードールからは数多くの重賞活躍馬が出ている名牝系。

昆厩舎にしては珍しいノーザンファーム生産馬(預かり始めたんですか?)。


○イクイノックス

▲ダンテスヴュー

トーセンヴァンノ  戸崎起用、東京向けば

△レッドベルアーム

△テンダンス

△グランシエロ



2021年11月15日月曜日

エリザベス女王杯[回顧]

 幸せという名を持つ騎手が、赤い糸という馬に乗り、女王杯という大レースを勝ったその日、お二人はニューヨークへと旅立ちました。

赤い糸で結ばれた二人のキズナ(1着2着)は強かったということでしょう。

どうぞお幸せに。

(追記:おまけにエリザベス英女王はぎっくり腰で追悼式欠席ですか)


1着  アカイイト(10人気)

2着  ステラリア(7人気)

3着  クラヴェル(9人気)

(3頭とも無印)


勝ちタイムは、2:12.1(良)。上がり36.5。


昨年は10月京都の後の阪神開催、今年は10月から連続開催の阪神。

昨年は高速馬場だったが、今年は時計がかかり気味の良馬場。

その割には時計は遅くなく、時計面は低レベルではない。


12.2-10.7-11.2-12.5-12.4-12.3-12.1-12.2-12.2-11.8-12.5

前半3F34.14F46.65F59.0

後半3F36.54F48.75F60.8


前半3Fは最初の直線部分なので速くなりやすいが、それにしても34.1は速い。

1角2角で12.5-12.4とやや緩むが、その後は平均的に流れる。

これが逃げ馬だけでなく、後続も差なく追いかけた。

かなりきつい流れで、スタミナが重要となった。


1着アカイイトは、阪神コースと、こういう流れが向いたのだろうが、4角大外まわりで2馬身差の完勝というのが驚き。

これは私にはとても予想できない。

休養明け2走目、ここが素質馬の本格化のタイミングだったのか?


2着ステラリアは、オークスで5人気の支持を受けた素質は確かだった。

この馬も休養明け2走目。


アカイイトとステラリアは、追い切りで自己ベストをマークしていた。


3着クラヴェルは、1着2着馬とは違い、終始イン追走から直線もインから抜けてくる横山典騎手の好騎乗。

個人的には夏ローカルを2回使ったことが嫌だったのですが、うまく仕上げてきたし、牡馬相手の経験が生きたか。


4着◎ソフトフルートは、願った流れと願った騎乗になったのですが、少し足りなかった。

私の◎は、この秋のG1で3回目の4着ですが、今回は上位人気馬にはばまれたわけでは無いので、予想は失敗でした。


5着イズジョーノキセキは、ここ目標という厩舎談話でも個人的には無理だと思ってましたが大善戦(4角不利有り)。この馬も休養明け2走目。

【追記】前走の3着馬はタガノパッション(樫4着)だし、負けた相手のジェラルディーナは幻の秋華賞馬だったかもしれない。


6着▲レイパパレは、この流れでかかり通しでもゴール直前まで馬券内あるかというのは、強いなあという印象。


7着○アカイトリノムスメは、レイパパレをマークの位置が裏目。

秋華賞1着の反動も少しあったかも?


8着デゼル、9着ランブリングアレー、11着△テルツェットは、この距離でのこの流れが向かないということか。


10着△ウインキートスは、ゴールドシップ産駒で向きそうに思えるのだが・・・

輸送か?


16着△ウインマリリンは、走れる状態ではなかったということか。

右肘腫の治療の影響だろう。



2021年11月14日日曜日

福島記念【予想】

 案外、過去の穴馬は少ない。

過去の穴馬に多いのは、

「福島・中山・函館など右回り小回り実績」

「前走重賞6着以下大敗」(特にG1G2)

または「前走(2走前)3勝クラス1着」

「一ケタ馬番」


パンサラッサ

前走1着は東京だが、小回りでも福島ラジオNIKKEI賞2着や小倉関門橋S2着がある。


○ココロノトウダイ

▲ヴァンケドミンゴ

エフェクトオン  福島[1.3.0.0]

△アラタ

△ステイフーリッシュ

△ブラヴァス



2021年11月13日土曜日

エリザベス女王杯【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走府中牝馬S」または「前走牡馬混合」

「4歳5歳」


ソフトフルート

昨年のエリ女はハイレベルで、3着内の3頭は牡馬混合G1レベルだった。

今年のメンバーは牝馬限定G1レベルではないだろうか?

それなら、この馬は昨年4着ウインマリリンと0.2差6着。人気ほど差はないのでは?

この馬は、前の方に行けた時は案外の結果、秋華賞3着のような後方一気に期待したい。


○アカイトリノムスメ

▲レイパパレ

シャムロックヒル  阪神2200m実績あり粘込警戒

△ウインキートス

△ウインマリリン

△テルツェット



デイリー杯2歳S【予想】

 毎年少頭数で穴馬極少。

過去の穴馬に多いのは、

「未勝利勝ち」

「逃げ先行」


ウナギノボリ

前走は出遅れ。レース上がり2F10.9-11.5の流れではつらかった。

今回もスローになりそうでまた出遅れれば苦戦かもしれないが、他に穴を狙いようがないので・・・


○セリフォス

▲スタニングローズ

△ソネットフレーズ

△プルパレイ

△ドグマ

(☆印は該当馬無し)



2021年11月12日金曜日

武蔵野S【予想】

 近5年、6人気以下の3着内が11頭という波乱レース。

過去の穴馬に多いのは、

「東京実績」

「JRA重賞実績・地方G1実績」

「休養明け2走目・3走目」


ダイワキャグニー

ダート実績馬で妙味を感じる馬がいない。

ということでイチかバチか芝実績馬を狙ってみる。

父キンカメ母父サンデーというのは、エアスピネルと同じ。

芝スタートで芝の部分を長く走れる外枠はいいし、初ダートで砂をかぶらない面でも外枠がいい。


○タガノビューティー

▲ソリストサンダー

ヒロシゲゴールド  東京はどうかも、前走距離こなした。

△ワンダーリーデル

△エアスピネル

△オメガレインボー



2021年11月7日日曜日

みやこS【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「重賞(JRA・地方G1)3着内実績」または「近走3勝クラス1着」


ロードブレス

前走重賞3着も3走前重賞3着も58キロ。

今回は57キロで、再び重賞3着内を期待してみる。


○クリンチャー

▲メイショウムラクモ

アナザートゥルース  大敗続くも一変警戒

△オーヴェルニュ

△スワーヴアラミス

△メイショウハリオ



2021年11月6日土曜日

アルゼンチン共和国杯【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走(または2走前)上がり1位2位」

「2400~2600m実績」


アイアンバローズ

前走は1角で狭くなり頭を上げる、そのせいかどうか大敗。

2走前は東京の速い上がりに対応、そのような競馬を期待してみる。

もう少し人気薄であって欲しかったですが・・・


○オーソリティ

▲フライライクバード

レクセランス  前走展開不利で上がり1位

△アンティシペイト

△マイネルウィルトス

△サトノソルタス



ファンタジーS【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走先行好位」


ヴィルチュオーズ

前走は、馬群の中、直線半ばまで持ったままで、追い出すと差しきるというセンスを感じる競馬。

420キロという馬体もあって人気にならないタイプか。


○ナムラクレア

▲ウォーターナビレラ

スマートプレジール  芝こなせれば

△ママコチャ

△スリーパーダ

△アネゴハダ



2021年11月5日金曜日

京王杯2歳S【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走先行好位」

「牡馬」


キングエルメス

前走は1番人気だったように、新馬は強い勝ち方だった。

気の悪い所があるようだが、2走前にように走れればここでも好勝負可能では?


○コラリン

▲ヴィアドロローサ

セルバーグ  距離短縮が向けば

△ラブリイユアアイズ

△シゲルファンノユメ

△トウシンマカオ



2021年11月1日月曜日

天皇賞(秋)[回顧]

 3強決着。


1着 △エフフォーリア(3人気)

2着 ○コントレイル(1人気)

3着 ▲グランアレグリア(2人気)


勝ちタイムは、1:57.9(良)。上がり33.6。


5Rから雨が降った。

それでも雨の影響はほとんど無かったような全体タイムと上がりの数字。

(昨年の1:57.8・上がり33.6とほぼ同じ)


12.8-11.5-11.9-12.0-12.3-12.0-11.8-11.1-11.1-11.4

前半3F36.24F48.25F60.5

後半3F33.64F45.45F57.4


スローからの上がり3F加速。

(昨年60.5-57.3とほぼ同じ)


1着△エフフォーリアは、完勝に思える。

横山武史騎手もすっかり一流騎手になった。


2着○コントレイルは、1着馬との差は今年の3歳世代とのレベル差に感じる。


3着▲グランアレグリアは、意外な2番手追走だったが、やはり距離なのだろうか。


4着◎サンレイポケットは、3着と0.3差の完敗だが、5着と0.3差という思った以上の大善戦。

よほど状態が良かったのでしょう。

鮫島克駿騎手もこの馬にしては前の位置取りという勝ちに行く見事な騎乗。


5着ヒシイグアスは、決して万全な状態ではなかっただろうから、中山向きではなくむしろ東京向きかも?


6着△ポタジェは、過剰な穴人気となったが、瞬発力不足か。


7着ペルシアンナイトは、このスロー展開で上がり2位。7歳だがまだまだやれる。


11着ワールドプレミアは、次走以降が目標だろうし、この距離や高速上がりが向かない。


12着△カレンブーケドールは、この馬にしては初めての大敗。

どうしたのだろうか?


15着トーセンスーリヤは、3週間調教タイムが出ていない時期があった影響があったのでは?(順調さ欠く)