2022年10月31日月曜日

天皇賞(秋) 2022[回顧]

 G1の1番人気の連敗記録に終止符。


1着 ○イクイノックス(1人気)上がり32.7

2着  パンサラッサ(7人気)上がり36.8

3着 ▲ダノンベルーガ(4人気)上がり32.8


勝ちタイムは、1:57.5(良)。上がり36.7。


9R2勝クラスで、1600m1:32.6というタイムが出るかなりの高速馬場。

2番手以降の後続がスロー追走となったので、1着馬3着馬はまだ脚を余している。

もう少し後続の追走ペースが速ければ、勝ちタイムはもう少し速くなっていただろう。


12.6-10.9-11.2-11.3-11.4-11.6-11.8-11.6-12.4-12.7

前半3F34.74F46.05F57.4

後半3F36.74F48.55F60.1


パンサラッサがハイペースで大逃げ。

しかし、2番手で後続馬群のペースを支配したのは、横山典騎手(バビット)。

2番手以降の後続は、スロー追走。

逃げ馬(ハイ)と2番手以降(スロー)は、別の競馬の形となった。

こういう競馬は、逃げ馬が弱い馬の時にありがち。

しかし、逃げているのはドバイG1勝ち馬という強い馬だ。

これほどパンサラッサを放置する競馬となるとは、個人的には全く思わなかった。


先行好位勢は、後ろの差し馬が気になり、早めに仕掛けられない。

それで、2番手以降はスローからの上がり3Fの競馬となってしまった(結果的に逃げ馬無視)。

上がり3Fの位置では、パンサラッサとイクイノックスとでは実に4.0秒の差があったことになる。

イクイノックスが化け物級に強かったから差しきれたが、そうでなければパンサラッサがまんまと逃げきっていただろう。

レースを観る方の立場としては、ドキドキするおもしろいレースとなった。


1着○イクイノックスは、自身上がり32.7での見事な差しきり。

この馬が春G1は2着だったのだから、ハイレベルな3歳世代。


2着パンサラッサは、ドバイターフを勝ってはいても1F長いかな?と思っていたら、見事な逃げ粘り。

この馬が6番人気になると思っていたら7番人気になったのは意外。

世間の人気も他馬の騎手も少しナメていた?


3着▲ダノンベルーガは、共同通信杯1着の強さを発揮した。

春G1の4着は、右回りや長い距離に難点があったのだろう。


4着△ジャックドールは、普通なら絶好位の追走。

しかし、自身上がり33.5の競馬より、もう少し積極的な追走をした方が良かったかもしれない。


5着△シャフリヤールは、なんとも言えない結果。

次走(JC)が本領発揮だろうか?


6着カラテ、7着マリアエレーナ、8着ユーバーレーベンは、善戦。

この中でマリアエレーナは2角で不利を受けた。


9着△ジオグリフは、ノド鳴り持ちの馬にとっては、乾燥した空気・スピード競馬は向かないのでは?と思ってしまう(実際は影響ないかもしれないが)。


◎としたポタジェは、13着。

自身上がりは、33.4。

全く向かない競馬となってしまった。



2022年10月29日土曜日

天皇賞(秋)2022【予想】

 過去の穴馬は少ない。

穴馬に多いのは、

「G1実績馬」

「前走毎日王冠」(または前走春G1)

「4歳」(または5歳)


ポタジェ

大阪杯を勝った時の自身上がりは 35.3。

上がりがかかるレース向きだろう。

だから例年の秋天ならば、この馬には向かない。

ところが、今年はパンサラッサが速いペースで逃げる予定で、上がりがかかりそう。

となると、この馬にもチャンスは出てくるのでは?


○イクイノックス

▲ダノンベルーガ

ノースブリッジ  前走出遅れも今までにない競馬内容

△ジャックドール

△シャフリヤール

△ジオグリフ



アルテミスS2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「初勝利が未勝利戦」

「前走(または2走前)上がり1位2位」


ディナトセレーネ

前走が不良馬場だったので、良馬場だとどうかわからないが、新馬の内容からも、良馬場でも直線長いコースでもやれそう。

問題は速い上がりに対応できるかどうか?


○リバティアイランド

▲ラヴェル

マスキュリン  前走2人気、見限れない。

△マラキナイア

△ミシシッピテソーロ

△アリスヴェリテ



2022年10月28日金曜日

スワンS2022【予想】

 昨年今年は阪神だが、

京都での過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績(1400m以上)」<特に3歳春時>

「5歳6歳」(近年)


レイモンドバローズ

3歳時にアーリントンC3着がある。

当時は先行粘り込む馬だったが、前走は今までにない上がり1位の末脚。

本格化の可能性がある?

7か月半休養明けの中1週だから、反動の心配があるが逆に上昇の可能性もある。

16番枠は不利ですが・・・


○ロータスランド

▲マテンロウオリオン

ララクリスティーヌ  右回り大丈夫ならおもしろい

△スカイグルーヴ

△トゥラヴェスーラ

△ダイアトニック



2022年10月24日月曜日

菊花賞 2022[回顧]

 ゴール前は3強対決の形になり、4着以下は5馬身以上離された。

スタミナが問われる厳しい流れとなり、そのせいか母父クロフネの2頭は、1人気8着・5人気7着に終わった。


1着 ○アスクビクターモア(2人気)

2着 △ボルドグフーシュ(7人気)(複勝4人気)

3着 △ジャスティンパレス(4人気)(複勝7人気)


勝ちタイムは、3:02.4(良・レコード)。上がり37.0。


10R3勝クラスで 1600m1:32.3という高速馬場。

流れも速くなったので、レコード決着。


12.3-10.9-11.7-11.9-11.9(前半5F58.7)

-12.1-12.6-13.3-12.6-12.1(前半5F62.7)

-12.1-11.9-11.9-12.2-12.9(前半5F61.0)

前半3F34.94F46.85F58.7

後半3F37.04F48.95F61.0


前半が速く、中盤も緩んだのは12.6-13.3-12.6の所だけ。

後半6Fスパートの流れになり、上がり3Fが37.0とかかった。


逃げ馬が速いと大逃げの形になることも多いがそうはならず、アスクビクターモアがそう離されず2番手追走したので、後続馬群もこのペースを追走することになった。


なお、昨年タイトルホルダーは、60.0-65.4-59.2(中盤大きく緩む)。


1着○アスクビクターモアは、スタミナに自信があったのか、強気に押し通した。

着差はハナ差だが、強い内容。


2着△ボルドグフーシュは、相変わらずスタートは悪いが、後ろ過ぎない位置を追走、4角うまく進出し、最後は惜しかった。


3着△ジャスティンパレスは、17番枠からうまく好位追走、4角少し詰まるも直線は2着馬と並んで差してきたが1/2差負け。

皐月賞・ダービーは状態面の問題だったのだろうか。


4着無ドゥラドーレスは、3着から5馬身離された。

実績からすれば、現時点の能力の差か。


5着シホノスペランツァは、大穴人気で大善戦。

後ろから3頭目の追走なので展開が向いたが、前走が初の上がり1位だったし、力をつけている。


1人気▲ガイアフォースは、8着。

最初折り合いを欠いていたし、母父クロフネだし、距離が一番の敗因だろうか?

それとも、過去最短のレース間隔の影響だろうか?


◎としたセレシオンは、11着。

全くいい所が無かった。力不足でしたか。

-10キロも想定外。



2022年10月22日土曜日

菊花賞 2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「好位~中位差し」

「2200m~2600mの特別1着がある」

「ダービー9着以内または9人気以内」

「ディープインパクト」(父か母父)


セレシオン

「福永騎手」「友道厩舎」「阿賀野川特別」は菊花賞と好相性。

前走のレースラスト2Fは11.5-11.5で、それほどスローでもないのに最後まで伸び続けた。

問題は大外枠だが、そこは福永騎手がなんとかしてくれると期待してみる。


○アスクビクターモア

▲ガイアフォース

フェーングロッテン  前走古馬重賞、距離こなせれば。

△ボルドグフーシュ

△ジャスティンパレス

△プラダリア



2022年10月21日金曜日

富士S 2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「マイル重賞実績(3着内)」(特に東京や外回り)

「差し馬」

「中枠・外枠」


ピースオブエイト

3戦全勝で毎日杯を勝った馬。

ダービーは距離が長かったか。

前走は物足りないが、今回距離短縮がいい方に出る方に賭けてみる。


○セリフォス

▲ダノンスコーピオン

ダイワキャグニー  得意の左回り

△ソウルラッシュ

△エアロロノア

△タイムトゥヘヴン



2022年10月17日月曜日

秋華賞 2022[回顧]

 オークスの2着3着1着の3頭の争いによる堅い決着。

(オークス4着ピンハイは賞金不足で西宮Sにまわり快勝)


1着 ▲スタニングローズ(3人気)

2着 △ナミュール(2人気)

3着 ○スターズオンアース(1人気)


勝ちタイムは、1:58.6(良)。上がり34.8。


並の高速馬場で、速いタイムの決着。


12.2-11.2-12.3-12.3-11.7-12.3-11.8-11.5-11.5-11.8

前半3F35.74F48.05F59.7

後半3F34.84F46.65F58.9


逃げ候補は複数いたが競り合いは無く、落ち着いたスロー気味の平均ペースとなった。


1着▲スタニングローズは、前哨戦としてロースSでなく紫苑Sを選択したのは、本番とのレース間隔とのことだったが、それがうまくいった。

母母ローズバドは、オークス・秋華賞・エリ女すべて2着だったが、追込馬だった。この馬は、好位差しの器用な馬。今回はその長所が生きた。


2着△ナミュールは、1着馬と同厩舎だが、こちらは休養明けを選択。それがうまくいき、春の馬体維持に苦労とは別馬の馬体充実。

これまでのG1では最高の着順2着となった。


3着○スターズオンアースは、骨折による休養明けのせいなのかどうか?出遅れ。おまけに横の馬に寄られて、後ろから3頭目の追走となってしまった。

それでもあわてず内から差すことを選択、負けて強しの内容となった。


4着メモリーレゾンは、人気薄で最先着。

1週前調教で、50.7-23.8のすごい坂路時計。休養明け2走目で良化が大きかったようだ。

右回りもいいのかもしれない。


5着△アートハウスは、この程度の能力なのか?(スロー向き?)それとも過去最短のレース間隔のせいなのか?


6着◎エグランタインは、精一杯だったか。

-6キロで、ピークは越えていたかもしれない。


7着☆サウンドビバーチェは、またも放馬(オークスでは発走除外)。

放馬して7着だから、気性面が落ち着けば、G1で3着内は可能かも。



2022年10月16日日曜日

秋華賞 2022【予想】

 過去の穴馬は少なめ。

昨年今年は阪神だが、京都での過去の穴馬に多いのは、

「重賞3着内実績」(または2000m特別1着実績)

「差し馬(好位~中位)」

「休養明け2走目」(または3走目)


エグランタイン

ローズS◎の時にも書いたように、馬体重大幅増の3走前から別馬のようなレース内容に変わってきた。

速い上がりでも差せるようになってきた。

前走の1着馬はアートハウスだし、2着馬はサラキア・サリオスの妹という素質馬。前走のレースレベルは低くないはず。

心配なのは休養明け4走目というローテだが、「前走を使って、さらに良くなっている」と笹田師。本当か?


○スターズオンアース

▲スタニングローズ

サウンドビバーチェ  脚をためる競馬も可能

△ナミュール

△アートハウス

△プレサージュリフト



2022年10月15日土曜日

府中牝馬S 2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「重賞連対実績」

「1800m実績」

「東京実績・左回り実績」


イズジョーノキセキ

昨年エリザベス女王杯5着には驚いた。

チューリップ賞4着もあり、能力は重賞級のものがある。

4勝中3勝が1800m。

休養明けで仕上がりがどうか?


○ソダシ

▲サトノセシル

ホウオウピースフル  東京はフローラS2着がある

△アンドヴァラナウト

△アカイイト

△ローザノワール



2022年10月10日月曜日

京都大賞典 2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「重賞連対実績」

「前走春G1完敗」または「前走札幌」


ディアスティマ

1年2か月ぶりの出走だし、逃げ馬多数だが、あえて狙ってみる。

阪神3200mの松籟Sを勝ったスタミナ十分の逃げ馬。

天皇賞春も17頭中6着と大善戦、それだけ走ればここでは上位。


○ボッケリーニ

▲ウインマイティー

アフリカンゴールド  粘り込み期待

△アイアンバローズ

△ヴェラアズール

△アリストテレス



2022年10月8日土曜日

毎日王冠 2022【予想】

 近年は堅めの傾向。

過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」

「左回り実績」


キングストンボーイ

共同通信杯4着は、3着シャフリヤール5着ステラヴェローチェの間で上がり1位だった。

素質はこの相手でも互角のものがあるはず。

引退した藤沢和雄厩舎の馬だったので重下手、雨が降らなければ、末脚に期待したい。


○サリオス

▲レイパパレ

キングオブコージ  この距離どうかも重賞2勝馬

△ジャスティンカフェ

△ノースブリッジ

△ダノンザキッド



2022年10月7日金曜日

サウジアラビアRC 2022【予想】

 少頭数だし荒れにくい、穴党にとっては困った重賞。

過去の穴馬に多いのは、

「前走左回り(新潟)」

「中4週~5週」


レッドソリッド

母は、ロゴタイプの全妹。

陣営は、トビが大きいので東京が向くという。

ノーマークで逃げれば、おもしろいかも?


○ノッキングポイント

▲ドルチェモア

ミシェラドラータ  函館2歳S2人気

△シルヴァーデューク

△フロムナウオン

△マイネルケレリウス



2022年10月3日月曜日

スプリンターズS 2022[回顧]

 (この秋もG1だけは回顧を書いていく予定です)


ジャンダルム(母ビリーヴ)が親子制覇。


1着  ジャンダルム(8人気)

2着 △ウインマーベル(7人気)

3着  ナランフレグ(5人気)


勝ちタイムは、1:07.8(良)。上がり35.1。


中山最終日は、馬場が少し悪くなってきたのだろうか?

思ったより時計がかかり、上がりがかかった。

土曜2勝クラスが、1:07.7(33.4-34.3).

土曜より馬場が悪化したのだろうか?


数字面ではG2G3レベルの大混戦の争い。

(5着との着差が、今年0.2秒。前3年が、0.4秒・0.7秒・0.7秒)


11.9-10.1-10.7-11.4-11.4-12.3

前半3F32.7 後半3F35.1


バランス面では、ハイペース。

しかし、内有利馬場で外差しは不利な馬場。


1着ジャンダルムは、中山巧者。

オーシャンS1着・春雷S1着・ニューイヤーS1着・弥生賞3着・ホープフルS2着。

前走は、17番枠・休み明け。今回は、絶好枠・良化で見事な変わり身。

これを予期して狙うべきでしたが、個人的にはG1では?と思ってしまった・・・


2着△ウインマーベルは、見事な差し脚。

3歳で、今後この路線の中心馬になっていきそう。


3着ナランフレグは、後方不利馬場で、最後よく伸びてきた。

さすがG1馬。


4着☆ダイアトニックは、スタートがうまくいき、理想的な競馬。

使うと高松宮のようなスタート失敗になる恐れがあるので、あえて休養明けで臨んだが惜しかった。

(スタートはうまくいったが、休養明けの分伸びきれなかったかも)


2人気▲ナムラクレアは、5着。

4角大外まわしの外差し。

馬場不利が大だろうが、この馬の能力についてオッズは過大評価だったかもしれない。


3人気△シュネルマイスターは、9着。

みんながやはりと思ってしまう結果になってしまった(直線不利もあったが)。

距離不適でマイルCSへの叩き台となった。


1人気○メイケイエールは、14着。

休養明けレコード勝ちの反動だろうか?(中2週)。


◎としたトゥラヴェスーラは、7着。

希望した通り、イン差しをしてくれた。

前が詰まって追えない場面があったが、それがなくてもどうだったか?


凱旋門賞当日、フォレ賞(G1・1400m)でエントシャイデンが2年連続3着。

すごいですね。ロンシャンの適性でしょうか?





2022年10月2日日曜日

凱旋門賞 2022【予想】

 波乱が多いので、穴党としては買いたいレース。

過去の穴馬に多いのは、

「前走9月G1G2」

「3歳4歳」


ミシュリフ

ずっとG1ばかりに出走している仏ダービー馬。

昨年ドバイシーマクラシック1着(2着クロノジェネシス)。

ビュイック騎手が空いた(予定馬の回避)のは幸運。

17番ゲートは不運・・・


○ルクセンブルク

▲アルピニスタ

メンドシーノ  2年連続ドイツ馬が穴?

△ヴァデニ

△トルカータータッソ

△オネスト


もちろん日本馬は応援します。

(予想は印が足りず日本馬までまわらない)



2022年10月1日土曜日

スプリンターズS 2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「先行好位」(追込は3着なら)

「内枠」

「牡馬は高齢馬(6歳7歳)、牝馬は若い馬(3歳4歳)」


トゥラヴェスーラ

内から差せる差し馬(前2走ともに内差し)。

高松宮記念4着は鮫島克駿騎手の神騎乗。13番枠でありながら、後方の内にもぐりこみ、4角最内をすくい、ゴール前伸びが鈍ったのは鼻出血のせいか?

もしそうなら鼻出血なければ勝っていたかもしれない。

問題は、前が開くかということと、休養明けで当時のデキにあるかどうか。


○メイケイエール

▲ナムラクレア

ダイアトニック  高松宮のような出遅れなければ先行可能

△シュネルマイスター

△ウインマーベル

△ヴェントヴォーチェ



シリウスS 2022【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「差し馬」

「2000m以上実績」


サクラアリュール

2年前2着と好相性のレース。

展開と、休養明けで前2走の好調さが維持されているか、の2つが問題ですが・・・


○ハヤブサナンデクン

▲ハピ

クリノドラゴン  前走2着3着馬より1.0秒速い自身上がり

△バーデンヴァイラー

△ハセドン

△ジュンライトボルト