今大会から「継続試合」が導入されます。
降雨などで試合が途中で打ち切りとなった場合、打ち切りとなった場面から翌日以降に試合を再開し、出場選手や打順は打ち切った時点と同じ状況から始めることになります。
<上位人気>(世間一般の優勝候補)
花巻東(岩手) 東北大会優勝
明秀学園日立(茨城) 関東大会優勝
大阪桐蔭(大阪)近畿大会優勝、明治神宮大会優勝
京都国際(京都)近畿大会ベスト8、昨夏甲子園ベスト4 コロナにより出場辞退
広陵(広島) 中国大会優勝、明治神宮大会準優勝
九州国際大付(福岡) 九州大会優勝
<優勝校予想>(独断と偏見による穴予想)
◎倉敷工業(岡山)<穴推奨>
○大阪桐蔭(大阪)
▲京都国際(京都)出場辞退により、▲近江(滋賀)
☆鳴門(徳島)<穴推奨>
☆市和歌山(和歌山)<穴推奨>
☆クラーク国際(北海道)<穴推奨>
△九州国際大付(福岡)
△広陵(広島)
△木更津総合(千葉)
△明秀日立(茨城)
(注)
☆の穴推奨3校は、初戦の相手が3校とも優勝候補。
◎の初戦相手は、近畿大会準優勝校。
◎☆の穴推奨4校全てが、初戦で姿を消す可能性があります(汗)
<各校について>
◎倉敷工業(岡山)<穴推奨>
人気は全く無いだろうが、個人的には結構期待していいのでは?と思っている。
投攻守のバランスがとれていると思う。
中国四国地区の最後の一枠として、明徳義塾との比較で選出された。
中国大会準決勝では、広島商相手に7回まで5-2でリードしていた(8回に救援投手が乱調)。
エース高山侑大投手は、スライダーを武器として、奪三振率は結構高く(62回1/3・三振57)、防御率は 1.88。
攻撃は、チーム打率.389と高い。
○大阪桐蔭(大阪)
大阪大会優勝、近畿大会優勝、明治神宮大会優勝。
その原動力となったのが、当時1年生の左腕前田悠伍投手(防御率0.78)。
一方、チーム打率は.407で、本塁打は公式戦15試合で17本と強力。
前田投手以外の投手陣がしっかりすれば、頂点に最も近いチームだろう。
▲京都国際(京都) コロナにより出場辞退
昨年夏の甲子園ベスト4のエース森下瑠大投手が健在。
打線も昨年の甲子園組が複数残り、チーム打率.391。
優勝を十分狙えそう。
▲近江(滋賀)京都国際の辞退により補欠繰り上がり出場。
昨年夏の甲子園ベスト4の立役者山田陽翔投手は、秋の大会は故障で投げることができなかった。
現在は練習試合で好投しているらしく、それなら優勝候補の一角に評価していいだろう。
☆鳴門(徳島)<穴推奨>
初戦が大阪桐蔭相手なのが何とも残念。
でも強敵を倒すのは初戦が一番チャンスがある。
左腕冨田遼弥投手は、防御率0.86。
大阪桐蔭前田投手との左腕対決が大いに楽しみ。
☆市和歌山(和歌山)<穴推奨>
昨年は小園投手(DeNA1位指名)が注目されたが、今年も米田天翼(つばさ)投手が楽しみで最速148キロ。
初戦が強力打線の花巻東で、楽しみな対戦カード。
☆クラーク国際(北海道)<穴推奨>
辻田旭輝投手は、最速148キロ右腕。左腕山中投手との2枚看板。
チーム打率は.371。
期待は十分できそうだが、ここも初戦の相手が強敵九州国際大付。
△九州国際大付(福岡)
香西一希投手は、技巧派左腕で、防御率1.41。
捕手兼任の野田投手も控える。
チーム打率は.341で、公式戦14試合で本塁打18本。
佐倉侠史郎内野手は、佐々木(花巻東)・真鍋(広陵)・前田(大阪桐蔭)と並び、昨秋「1年生四天王」と評価された一人で注目。
△広陵(広島)
明治神宮大会準優勝。
森山陽一郎投手は昨年秋に急成長。中国大会から背番号1に。
最速146キロの松林投手も控える。
チーム打率は.348。
監督が「1年生の時点では、佐野(DeNA)や金本(元広島阪神)より上」「広陵のボンズ」と評価する真鍋慧内野手に注目。
△木更津総合(千葉)
越井颯一郎投手に注目したい。
防御率・奪三振率・与四死球率・被安打率、すべてが優秀。
関東大会準々決勝で東海大相模相手に1失点完投。
チーム打率は.353。
△明秀日立(茨城)
関東大会優勝。
公式戦10試合で本塁打14本の強力打線。
猪俣駿太投手は、183センチの長身投手。
守備は、公式戦10試合で失策1。
<無印(消し)>
花巻東(岩手)
佐々木麟太郎選手(監督の長男)は、高校通算本塁打50本以上。
田代旭選手も、高校通算本塁打40本以上。
打線はすごい。
対して、投手陣は不安が残る。
それに、佐々木麟太郎選手は、昨年12月に「胸郭出口症候群」で両肩の手術を受けた影響で、スイングとスローイングを2月下旬に再開したばかりという状態で、大丈夫だろうか?
<その他の高校の注目したい投手>
佐山未来投手(聖光学園)
古川温生投手(金光大阪)
大野稼頭央投手(大島)
開会式前日に、京都国際のコロナ感染による出場辞退には驚きました。
これ以上辞退が出ないことを祈ります。
<< 回 顧 >> ~大阪桐蔭強過ぎ~
優 勝 ○大阪桐蔭(大阪)
準優勝 ▲近江(滋賀)
ベスト4 国学院久我山(東京)
ベスト4 浦和学院(埼玉)
<全般について>
開会式前日にコロナ感染による京都国際の出場辞退が発表され、大会中には広島商が2回戦から出場辞退。
2校がコロナにより出場辞退となりましたが、京都国際に代わって補欠繰り上がり出場となった近江が決勝進出、広島商相手に不戦勝となった大阪桐蔭が決勝進出となりました。
大会前半は延長戦が多く、各校のレベル差が感じられず好ゲームが多かったですが、準々決勝以降は大阪桐蔭の強さが目立ちました。
<各校について>
優勝の大阪桐蔭は、準々決勝以降17点13点18点と打線が爆発。
投手陣も、前田投手・川原投手・別所投手とエース級が3人。
前田投手は、(球速表示以上の)球のキレ・制球が素晴らしいですね。
これで秋の新チーム発足後、大阪大会・近畿大会・明治神宮大会・センバツ甲子園と全勝、公式戦無敗です。
大阪桐蔭を負かすには、好投手が好調状態で強力打線を抑えるしかないです。
初戦の相手鳴門の冨田投手の投球は素晴しく、接戦となりました。
準々決勝以降の相手は、好投手の米田投手(市和歌山)や山田投手(近江)が疲労困憊状態でした。
準優勝の近江は、京都国際の辞退により補欠繰り上がり出場。
昨秋は、山田投手が故障で投げることができなかった。
それで近畿大会で大量失点(10失点勝ちと7失点負け)。選考委員の評価低く、補欠となりました。
投手陣が山田投手1人では優勝は無理で、夏までに2番手3番手投手の成長に期待したいです。
<最後に>
コロナが無くならない現状、夏の大会は予選の段階からコロナによる出場辞退が心配です。
早くこういう状況が終わって欲しいですが・・・