2024年12月31日火曜日

予想の成績 2024

 

今年のブログ予想の成績は以下の通りとなりました。



<ブログ予想の年間回収率


(予想の印の通りに均等買いとして集計しています)


予想全130レース(発走除外は購入額から除外)


◎の単勝 62% 的中5回 (昨年72%・4回)

◎の複勝 86% 的中27回 (昨年62%・17回)

馬連◎→○▲☆△ 46% 的中14回 (昨年48%・7回)

3連複◎-○▲-○▲☆△ 51% 的中13回 (昨年85%・8回)

ワイド◎→○▲ 126% 的中22回 (昨年57%・12回)


☆の複勝  67%(8620/12900)的中12回 (昨年70%・10回)


◎の全成績 [5-11-11-103](130レース)


今年は、◎の3着内が、このブログとしては多くなりました。

その分、複勝回収率が86%となり、ましな結果となりました(複勝の平均回収率は約80%)。


ワイド(◎→○▲)が、126%という高回収率となりました。

この理由は、今年は◎が3着内に来た時に、○や▲が相手となることが多かったからです。

そのせいで、馬連や3連複は、昨年より的中数が増えているのに、逆に低回収率となっています(均等買い集計のため)(私の○▲は、1人気か2人気が多い)。

ワイドは、相手○▲の両的中も多かったのに対し、

馬連・3連複は、相手が○▲で低配当、もしくは相手無印でハズレ、といったことが多かったです。


ということなので、来年もこのブログのワイドが儲かると期待してはダメです。

たった130レースの集計なので、偏りが出るのです。



<ブログ開設後の◎の複勝回収率>


2006年 108%

2007年 132%

2008年 113%

2009年  74%

2010年  80%

2011年  64%

2012年  97%

2013年  75%

2014年  80%

2015年  93%

2016年  38%

2017年  71%

2018年  62%

2019年  97%

2020年  75%

2021年  77%

2022年  74%

2023年  62%

2024年  86%


よくもまあ、こんなに長くブログ予想を続けてきたものです。



<今年の雑感>


昔は、新聞の印や新聞所属の予想家がオッズを動かしていました。

今は、ユーチューバーがオッズを動かしている時代になっています。

えらく穴人気しているなと思ったら、人気のあるユーチューバーが◎にしている。


このブログとしては、ユーチューバーのせいで過剰穴人気になっている馬を避けて、◎を決定したりしています。

一般ファンが形成するオッズと、ユーチューバーのせいで動くオッズ、の両方と戦っている状態です。


ユーチューバーのせいで動くオッズの例を一つ示しましょう。

今年のカペラS

ワイド 9-14は、最終4番人気になっています。

しかし、馬連 9-14は、12番人気なんですよね(単勝4人気と7人気の組み合わせ)。

これは、某ユーチューバーS氏が、ワイド一点買いの動画をあげているからです(日曜朝は1人気だった)。

結果は、2着4着で惜しかった。


票数の多いG1だとG3ほどには、ユーチューバーの影響が少なくなります。

競馬系で今最も人気がある?某ユーチューバーN氏が、無料動画ではG1しか◎を明かさないのもそのせいでしょう。

(N氏は、広陵高校野球部N監督の息子さんらしい。工藤チームの投手として登板し、イチローチームのイチローとの対決動画には驚いた)


その他のユーチューバーもオッズに影響を与えているようです。

それに加えて、締め切り直前に影響を与えていると思われる「AI」。

大変な時代になったものです。


時代についていくのに精一杯ですが、何とか頑張って穴予想を続けていきたいと思っております。

それでは、読者の皆さん、良いお年を!



2024年12月29日日曜日

ホープフルS 2024 <回顧>

 

1着 ○クロワデュノール(1人気)

2着 △ジョバンニ(6人気)

3着  ファウストラーゼン(17人気)


勝ちタイムは、2:00.5(良)。上がり35.5。


この日は、先週よりは若干時計がかかる馬場。

過去最速の昨年2:00.2よりはやや遅いが、昨年よりペースは遅かった。


12.6-11.1-12.3-12.7-12.7-12.0-11.6-11.7-11.9-11.9

前半3F36.04F48.75F61.4

後半3F35.54F47.15F59.1


スローな前半だが、上がり5Fは平均的。


最後方付近にいたファウストラーゼンが一気に上がっていったのが、12.0の所。

そのせいで、次の1Fが11.6と速くなった、


1着○クロワデュノールは、好スタートで最初好位追走、向正面前半では中位追走、3着馬が一気に上がっていくとその後を少し追いかけて3角4番手、直線は危なげなく完勝。

強すぎる。前走は仕上がり途上で着差がつかなかったが、今回はG1で完勝。


北村友一騎手は、G1は4年前宝塚記念クロノジェネシス以来の勝利。

(斉藤崇史厩舎とのコンビはクロノジェネシスと同じ)

3年前の落馬で、骨折箇所多数という重傷。

2年前復帰後は、2年前と昨年は重賞0勝、でも今年はこれで重賞7勝と復調した。

その苦労がインタビューの涙に表れていた。


2着△ジョバンニは、中位のイン追走、上がり1位。

キレないが、いい脚を長く使うイメージ。

3走連続2着だが、前2走の相手(エリキング)も今回の相手も強すぎた。


3着ファウストラーゼンは、スタート後少ししてから両側から挟まれ接触後退、最後方付近を追走。

前半5F通過を合図としたかのように突然一気に上がっていき、逃げていた馬と並走。

直線は粘りに粘って3着。

前走の2着馬は次走4着、3着馬は次走5着。

これは全く予期できない大駆け。

前走未勝利1着のレース上がり4Fのラップが、11.5-11.7-12.5-12.7。

スタミナを生かす競馬が合っているということだろうか。

最初の挟まれ後退の不利がなければ、2着だった可能性もある。

3戦目で初ブリンカーだった。


2年前14人気1着ドゥラエレーデ

昨年13人気3着サンライズジパング

今年17人気3着ファウストラーゼン

このレースの大穴は「決め手に欠けるスタミナ型先行馬」(そして関西馬)。

といっても今回の3着馬があんな競馬をするとは予想できないが・・・


4着ジュタは、やや前よりの追走から伸びた。

キャリア1戦で、この内容は上々だろう。


5着◎クラウディアイは、2着4着馬と同じような競馬だったが、直線はその2頭に伸び負けた。

上位人気馬(2人気~4人気)は凡走してくれたが、この馬の能力が足りなかった。


2人気▲マジックサンズは、16着。

折り合いを欠く追走で、3角で早くも後退し始めた。

過去2走は難しいタイプに見えなったが、気性面の悪い所が出てしまった(2歳G1でありがち)。

それと、2週前の調教タイムが抜けていた。

順調な調整過程ではなかった点も出たか。


3人気△ピコチャンブラックは、13着。

3番手追走、この馬も3角あたりから下がり始めた。

前走の1着馬は、今回4人気11着。

前走の3着馬は、次走1人気4着。

前走の4着馬は、次走2人気6着。

アイビーSのメンバーレベルが低かったのか。

タイムの見た目は良かったが・・・


4人気△マスカレードボールは、11着。

大外枠から後方追走、直線の伸びは平凡。

過去2走が、違う時期に新潟・東京ということは、左回り向きということだろうか。

でも右回りが不向きだとしても負け過ぎだが・・・


今年の2歳G1の3つのレースは、例年にも増して上位人気馬の凡走が多かった。

前走までの強さをG1になると発揮できない馬が多かった。



2024年12月28日土曜日

ホープフルS 2024【予想】

 昨年1着レガレイラ

昨年2着シンエンペラー

G1となって過去7年、2年前3頭全て穴馬を除けば、穴馬は3着が精一杯。

過去7年の穴馬に多いのは、

「キャリア3戦以上」


クラウディアイ

2歳G1は自滅する馬が多い(掛かったり気性面)。

自滅する馬が多ければ、この馬が浮上してくると期待してみたい。

新馬は好位追走、前走重賞は後方追走、この2戦の内容からは自滅しにくいタイプではないだろうか。

とりわけ前走は、1角手前で狭くなったり、直線は馬群の中で伸びている。

いい経験になったのではないだろうか。

新種牡馬サートゥルナーリアは、このレースを勝っている。


○クロワデュノール

▲マジックサンズ

ジュンアサヒソラ  前走全体タイム速くかつ上がりも速い

△マスカレードボール

△ピコチャンブラック

△ジョバンニ



2024年12月23日月曜日

有馬記念 2024 <回顧>

 ハナ差でレガレイラの勝利。


1着  レガレイラ(5人気)

2着  シャフリヤール(10人気)

3着 ○ダノンデサイル(2人気)


勝ちタイムは、2:31.8(良)。上がり35.2。


今年は、この時期としては速い馬場(9R2勝クラスで2:32.2)。

スローな流れだったので、馬場にわりには遅いタイムとなった。


6.8-11.7-12.9-12.4-12.4-13.3-12.4-12.0-11.3-11.4-11.6-11.5-12.1

前半5F62.9(映像表示)

後半5F57.94F46.63F35.2


風が、かなり強かったらしい(直線向かい風)。

最速区間が、向正面~3角(11.3-11.4)となっている。

9Rも向正面が速くなっているので、風の影響は結構あったようだ。


直線は向かい風だから、上がりは速くなりにくい。

スローだけど、早めスパートと強風の影響で、直線はタフさも必要(という特殊な流れ)。


1着レガレイラは、若干出遅れたがスッと好位追走、1週目正面スタンド前は好位馬群に囲まれ、風の影響最小限。

4角では1頭だけ抜群の手応え、直線はシャフリヤールとずっと叩き合いでハナ差競り勝った。

デビューからずっと1人気でダービーだけ2人気、今回は5人気に下がったが見事な勝利。

前に行けないことが課題だったが、前走は中位追走出来たがルメール騎手のアセリ?により直線挟まる不利。

今回は、今までの人気裏切りが噓のようにスムーズだった。

秋3走目で一番状態も良かったのだろう。

(個人的には見限り無印にしたのは失敗、過剰人気だと思った)


2着シャフリヤールは、若干出遅れで逃げ作戦消滅、やや後方追走、向正面に入るとやや位置を上げる。

4角で大外から仕掛けていき、直線はずっとレガレイラとの叩き合いでハナ差の負け。

ずっと外を回っていたので、内容は勝ちに等しく強い内容。

昨年5着だったが、香港まで行って主催者側の判断で出走取り消された後、帰国後中山入厩での調整で万全じゃなかった(外国馬のような出走過程)。

今年は、万全調整で見事に能力を発揮した。

ルメールデムーロ騎手は、前走で直線前が壁の不利で、藤原師に謝罪したという。今回は完璧な騎乗だった。

予想文でも書いたが、

最近は、枠順が完全にオッズに反映される(というかむしろ過剰に反映される)

そう書いておいて、この馬を◎か☆にせず無印にした私・・・

大外枠のせいでハナ差や1馬身くらいの負けはあるが、大外枠のせい「だけ」で大きく着差がつくというようなオッズになってしまっている。


3着○ダノンデサイルは、最初から逃げる気でハナに立ちペースを支配する。

1週目正面スタンド前は先頭なので、向かい風の影響が大きいはず。

直線よく粘っていたが、最後にかわされた。


4着△ベラジオオペラは、最初から最後までダノンデサイルの2番手追走で、そのままの位置関係でゴール。

ダノンデサイルとほぼ互角の内容だが、斤量は年齢差で2キロ重かった。


5着△ジャスティンパレスは、ゲートの出は良かったが前半の追走力がなく、中位やや後方寄りの馬群の中。

3~4角では加速できず後方になり、仕方なく直線向く時に内へ進路を取ったが、伸び今一つ。

スローだと能力発揮できない(というかスローだとこの程度の能力)。


6着▲アーバンシックは、出遅れ、その後最内から進出し中位追走。

4角で最内をすくい、射程圏内、でも直線あまり伸びなかった。

出遅れのせいなのか?菊花賞の反動なのか?(1週前併せ遅れ)

菊花賞は強そうに見えたが、2着3着馬が前走条件クラスを勝ったばかりのステイヤーで強くなかったという面もある?


7着△ローシャムパークは、折り合いに苦労する馬で、特に向正面は制御がつかない状態だった。

それでいて、この着順着差だから、気性面の問題が解決されれば、G1制覇がありうる馬。

が、その解決が難しそう。


8着◎スタニングローズは、好位追走、直線はあまり伸びなかった。

牡馬相手のG1実績が無かったということか。

前走騎乗していたCデムーロ騎手がシャフリヤールの方に乗った、ということを重視すべきでした(反省)。


14着スターズオンアースは、川田騎手の正直なコメント通りの結果になってしまった。

追い切り直後の川田騎手の悲観的なコメントは、一斉に全て削除されたらしい。

その情報を知らない人は、買ってしまったかもしれない。


有馬記念は終わってしまったが、まだ一つG1が残っている(28日)。



2024年12月22日日曜日

有馬記念 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「G1実績」

「秋3走目」

「一ケタ人気」


スタニングローズ

枠順のせいか?思ったより人気がない。

最近は、枠順が完全にオッズに反映される(というかむしろ過剰に反映される)。

前走の2着馬ラヴェルは近走不振で人気薄だったが、次走でG3とはいえ牡馬相手に完勝している。

この馬も秋華賞を勝った後不振が続いたが、前走で復活したと解釈したい。

中山は、フラワーCと紫苑Sを勝っていて好相性。

13番枠は不利だが、ドウデュースの取消によって、内から12番目のゲートとなる。

1頭でも減ったのは幸運なこと。

問題は、前走のCデムーロ騎手のような積極的な騎乗をムーア騎手ができるかどうか。


○ダノンデサイル

▲アーバンシック

ブローザホーン  中山2500m2勝、秋3走目で変身期待

△ベラジオオペラ

△ジャスティンパレス

△ローシャムパーク



2024年12月21日土曜日

阪神カップ 2024【予想】

 今年は京都外回り(例年は阪神内回り)。

過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」

(特に、古馬1400m、2歳秋~3歳春の1600m)


ソーダズリング

1400mの京都牝馬Sで、斤量差1キロあったとはいえナムラクレアに勝っている。

夏負けで出走がここまで延びたらしいが、休養明けでも走れそうなタイプ。


○ウインマーベル

▲ナムラクレア

アサカラキング  阪急杯2着のように逃げること出来れば

△セリフォス

△ママコチャ

△ダノンマッキンリー



2024年12月16日月曜日

朝日杯FS 2024 <回顧>

 

今年は混戦かと思っていたら、終わってみれば強い馬が圧勝。


1着から4着まで、1番~4番。


「前走京都・非重賞1着馬のワンツースリー」


1着 △アドマイヤズーム(5人気)

2着 ▲ミュージアムマイル(2人気)

3着 ☆ランスオブカオス(9人気)


勝ちタイムは、1:34.1(良)。上がり33.7。


先週の阪神JF1:33.4より遅いが、これはペースが全然違うから。

阪神JF 前半34.2上がり34.9

朝日杯FS 前半35.4上がり33.7

全体タイムが遅いから低レベルということはないだろう。

ただし、4着以下のレベルは疑問(スローなのに着差あり過ぎ)。


12.4-10.8-12.2-12.6-12.4-11.8-10.9-11.0

前半3F35.44F48.0

後半3F33.74F46.1


逃げ馬不在で、かなりのスロー。

上がり2F10.9-11.0と極端に上がりが速い。


普通こういう流れだと、着差がつかない入線になる。

ところが、

1着アドマイヤズームと5着アルテヴェローチェの着差が、1.3秒もある。

5着と15着の着差は0.9秒内におさまっている。


2番手追走だった1着馬が、上がり1位

3角3番手に押し上げた2着馬が、上がり2位

中団追走だった3着馬が、上がり3位


これは、4着以下の差し馬は展開面だけを言い訳にできない。

こんなスローな流れでありながら、着差がはっきりと出た。

(普通は、この流れなら後方から上がり1位2位で届かずという馬がいるが、今回はそういう馬がいない)


1着△アドマイヤズームは、自然に2番手追走から、直線後続を突き放し上がり1位。

終わってみれば1強だった。


2着▲ミュージアムマイルは、出遅れほぼ最後方スタート、Cデムーロ騎手がさすがで3角までに最内から押し上げ3角3番手。

直線は、3角までに脚を使った影響あったか、2馬身半離され上がり2位。

スタートが悪いので、もう少し距離があった方が良さそう。


3着☆ランスオブカオスは、キャリア1戦ながら中団馬群追走問題なし、直線入った所で前壁で少し進路を切り替え伸び上がり3位。

これは、馬も騎手もキャリアが浅いのに立派。

馬の方は、前走で掛かることなく追走していて、上がり2位より0.6速い末脚で伸びていたので、距離延長で通用するかもという期待はあった。

(個人的には、オッズに魅力を感じながらも◎にまでする勇気がなかった)

騎手の方は、ぎりぎりG1出走要件の31勝を達成してG1騎乗可能となった吉村騎手は、デビュー初勝利が六甲S(斤量の恩恵ない)という大物新人。

いきなり特別を勝ったり、いきなりG 1で好走するとは、勝負強く、物おじしない性格のようだ。

人馬ともに、今後の活躍が楽しみ。

(個人的な馬券の方は、☆▲のワイドのみ的中)


4着ダイシンラーは、横山典騎手がよくやる「逃げ馬不在の時の逃げ」。

見事にペースを支配し、直線も粘った。

岩田康騎手の携帯使用(土日移動中にユーチューブの履歴)での乗り替わりの役目を見事に果たした。


5着○アルテヴェローチェは、中位追走、かかり気味で折り合いつけようと3角では後方になる。直線は、じりじりとしか伸びなかった。

普通このペースで5着ならペースが言い訳になるが、前にいた1着馬の上がり33.6で、この馬は34.4、完敗だ。

前走はペースが流れてくれたが、今回はペースが真逆。

+14キロの影響もあるかもしれないが、掛かる気性が問題。


3人気△トータルクラリティは、13着。

好位追走、直線さっぱり伸びず。

+12キロの影響あるのか?それにしても負け過ぎで、気性面の問題か。

それと、前走2着のコートアリシアンが阪神JF6着で、新潟2歳Sの好走馬はあてにできない。


4人気パンジャタワーは、12着。

好位追走から中位追走に下がり、直線は伸びず。

距離が長いのだろうか?


6人気◎ニタモノドウシは、9着。

行きたがりムーア騎手ががっちりと抑え込む追走。

前2走からは、あれほど掛かる馬だとは思わなかった。

この気性なら短距離向き。


7人気△タイセイカレントは、15着。

あまりにも負け過ぎで、気性面だろうか?

初戦逃げ、前走が最後方。2戦とも少頭数。

こういう極端な競馬で結果が出た馬は、多頭数競馬で人気を裏切ることはありがち。


8人気アルレッキーノは、10着。

逃げもありうるはずだったが、スタート良くなく後方追走。

3角から最内、直線も最内で伸びず。

難儀な気性がむしろ悪化している?


朝日杯3着内の3頭とも「前走京都・非重賞1着馬」。

阪神JF3着内3頭中2頭が「前走京都・非重賞1着馬」。

「前走重賞好走馬」は、ことごとく人気を裏切った(阪神JF1着馬除く)。

人気馬の敗因の多くは、気性面(経験が浅い2歳馬だから仕方ないといえば仕方ない)。

今年の2歳G1は難解だった(いや、もう一つある)。



2024年12月15日日曜日

朝日杯FS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「1600m出走がゼロか1回」(1600m出走2回以上馬は穴になりにくい)


ニタモノドウシ

今年は確たる中心馬不在で、上位人気グループ8頭と他の下位人気馬とに大きなオッズ差がある。

魅力的な中穴候補馬がゼロだ。買う気になれない。

仕方なく、上位人気グループの中でこの馬を◎にします。

前走はレコード勝ちと言っても、2着3着馬が次走重賞大敗で相手が弱かった。

でも、2戦2勝ともに完勝で、もしかしたらかなり強い馬かもしれない。そこにすがっての◎。

あと、すがる所は、先週阪神JFの1着3着馬が札幌勝利があった所。


○アルテヴェローチェ

▲ミュージアムマイル

ランスオブカオス  前走ラスト2F11.6-11.1、上がり2位より0.6速かった

△トータルクラリティ

△タイセイカレント

△アドマイヤズーム



2024年12月14日土曜日

ターコイズS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」(特に2歳秋~3歳春時)

「1600m(以上)実績」

「近走3勝クラス1着」


ワイドラトゥール

桜花賞6着は、G3連対くらいに評価できる(7着セキトバイースト8着クイーンズウォークに先着)。

ダメな時は大敗してしまうタイプ(1走おきに好走していて、今回は・・)。

うまく脚をためる競馬ができるかどうか。

輸送も問題だが、馬体重維持で出走して欲しい。


○ミアネーロ

▲ドゥアイズ

シングザットソング  近走安定、2走前1600mも差ない

△フィールシンパシー

△アルジーヌ

△イフェイオン



2024年12月9日月曜日

阪神JF 2024 <回顧>


 今年のトレンドになっている「騎手のG1初制覇」。

今回は、岩田望来騎手の順番だった。


「前走1800m」のワンツースリー。


1着 ◎アルマヴェローチェ(5人気)

2着  ビップデイジー(8人気)

3着  テリオスララ(7人気)


勝ちタイムは、1:33.4(良)。上がり34.9。


今年は京都なので、例年との比較ができないが、まあまあのタイムだろうか。

見た目は馬場が荒れていても、普通のタイムが出る馬場で、スローなら上がりが速いタイムが出る馬場。

2着3着が馬番1番2番だったように、直線以外は内がまだ生きている。


12.1-10.6-11.5-12.3-12.0-12.0-11.5-11.4

前半3F34.24F46.5

後半3F34.94F46.9


ほぼ平均バランス。

前半3Fは速いが、中盤は緩めで、上がり2Fが速い。


今週の京都は先行有利で、騎手の気持ちが速めのペースにつながった面はありそう(ありがちなこと)。


前走1800mを走っていた馬のワンツースリーなので、今年は京都だったがタフ競馬になった。


1着◎アルマヴェローチェは、好位スタート、中盤は中位追走、3角からじわっと位置を上げていき、直線外から上がり1位の末脚で完勝。

レースぶりが強い馬の正攻法の内容。

やはり、札幌2歳Sのメンバーレベルが高かったようだ。

距離短縮も問題なかった。

岩田望来騎手も、いつG1初制覇があっても不思議なかった。

(個人的な馬券の方は、単勝だけ的中、馬連は2着が・・)


2着ビップデイジーは、後方寄り追走、直線は外へ外へ行き、1着馬と並んで伸びた。

個人的には、前走が少頭数でスローで半信半疑だった。

でも、新馬が速いペースの1600m1着で、問題ないとみるべきだった。


3着テリオスララは、好位のイン追走、直線は馬場の悪い内で粘りに粘った。

個人的には、前2走が逃げだったのが、気になった。

でも、前2走とも逃げて上がり1位だった。

父シスキンは新種牡馬だが、先週時点で、5頭出走で3頭が勝ち上がり、全出走成績は[4.4.0.3]という驚異の好成績。

早熟タイプの可能性もあるが、注目すべき新種牡馬シスキン。


4着▲ショウナンザナドゥは、好スタート4番手追走、3~4角中間では先頭2頭に並びかける。

最後は、3着争いでわずかに負けた。

前走のように差す競馬でも少し足らず、前に行っても少し足らず、そいうタイプの馬の可能性がある。


5着スリールミニョンは、後方追走、4角最も大外まわり、直線大外から伸びた。

昨年の永島まなみ騎手7着スウィープフィートを思い出す。

スウィープと同様に武豊騎手に合いそうな馬だが、スウィープフィートのような乗り替わりにならないよう今回のようにうまく乗って欲しい。

馬名の名付け親なのだから、より頑張って欲しい永島まなみ騎手。


6着△コートアリシアンは、出遅れ最後方追走、4角から直線は最内を突かざるをえず、伸びあぐんだが直線後半は再加速したように見えた。

前走は折り合い難だったが(それでも勝ったが2着できたが)、今回はスタートが悪すぎた。


1人気○ブラウンラチェットは、16着。

道中は1着馬の後ろを追走していたが(クビを上げたりしてスムーズさ欠く)、直線で1着馬が外に出したのに対し、こちらは馬場の真ん中へ。

前が詰まり気味ということもあるが、伸びなかった(最後ほぼ追うのをやめている)。

-12キロで428キロ。

出走馬中最低の馬体重になってしまった。

調教後馬体重の発表の時点で-10キロだった。

そこからの長距離輸送。

不安はあったが・・・


4人気△メイデイレディは、13着。

デットーリ騎手のレース後コメントによれば、

・この馬にとっては馬場が少し緩かった

・初めての右回り

・長距離輸送

・この4か月で5走目で疲労

と親切なコメント。

どれが一番の敗因かわからないが、

・アメリカでは芝は裏街道(日本とは芝とダートの価値が逆)

という面もありそう。


次週の朝日杯は、アルテヴェローチェというほとんど同じ名前の馬が出走してくる。



2024年12月8日日曜日

カペラS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「中山実績」(または阪神実績)

「二ケタ馬番」


クロジシジョー

前走は2着だが、1着馬と3着馬とはハンデ差3キロあったので、実質は1着。

中山は、ジャニュアリーS1着がある。


○ガビーズシスター

▲チカッパ

チェイスザドリーム  昨年2着

△サンライズアムール

△インユアパレス

△インビンシブルパパ



阪神JF 2024【予想】

 過去の穴馬は少なめ。

(過去10年3着内、6番人気以下は30頭中6頭だけ)

穴馬6頭中5頭以上にあてはまるのは、

「前走1600mまたは牡馬混合重賞1400m1800m」

「関東馬」

「5枠~7枠」(ただし今年は京都)


アルマヴェローチェ

前走は牡馬相手の重賞で2着は価値がある。

(1着マジックサンズはホープフルSで人気になりそう)

前走が「洋芝・重・1800m」今回は「京都・良・1600m」になる。

軽い馬場の1600mでの能力は未知数だ。

母は、久多特別(京都1400m)1着馬。

母母は、アイビスSD3着馬。

父ハービンジャー母父ダイワメジャーの配合は、ナミュールと同じ。

血統はあてにならないが、信じて◎にしてみる。


○ブラウンラチェット

▲ショウナンザナドゥ

カワキタマナレア  Kレブリーの妹、距離延長こなせれば

△コートアリシアン

△ミストレス

△メイデイレディ



2024年12月7日土曜日

中日新聞杯 2024【予想】

 7年前から12月に。

過去7年の穴馬に多いのは、

「前2走ともに5着以下の完敗」

「重賞3着内実績」

「左回り実績」


フライライクバード

中京は、[3.1.1.1]。

2走前は、中京のOP特別を0.3差完勝。

3年前のアルゼンチン共和国杯3着の重賞実績もある。

問題は小崎騎手の起用だが・・・


○コスモキュランダ

▲キングズパレス

アドマイヤハレー  前走3ヶ月ぶり、さらに上昇あれば

△ロードデルレイ

△デシエルト

△ドクタードリトル



2024年12月2日月曜日

チャンピオンズカップ 2024 <回顧>


 昨年と同じ3頭、同じ着順。


1着 ○レモンポップ(1人気)

2着 ▲ウィルソンテソーロ(2人気)

3着 ◎ドゥラエレーデ(9人気)


勝ちタイムは、1:50.1(良)。上がり36.9。


昨年1:50.6より少し速い。

この日は昨年より速めの馬場だった(7R1勝クラスで1.51.9は速い)。


12.6-11.0-12.4-12.2-12.6-12.4-12.2-12.0-12.7

前半3F36.04F48.2

後半3F36.94F49.3


ほぼ平均ペース。

前半速めのスタートだったが、向正面後半で12.6とペースを落とせた。

そこで馬群がぐっと縮まった。

4角が12.2で、ここで外から動いた馬は中京では苦しい。


1着○レモンポップは、ハナ差で引退レースを飾った。

全成績が、[13-3-0-2]。

G1は地方を含めれば6勝。

2回の着外は、ドバイとサウジ。

国内では敵なしの実績だった。


2着▲ウィルソンテソーロは、中位後方寄り追走、直線は良く伸びたがハナ差届かなかった。

もう少し前がやりあえば、勝てたかもしれない。

逃げ馬2頭、先行馬が多数のわりには流れが落ち着いたのは誤算だったか。


3着◎ドゥラエレーデは、思ってもいないレース内容(後方差し)。

ムーア騎手、道中は後方寄りのイン追走で、私は途中で馬券あきらめました。

ところが、4角最内で直線も最内を伸びてきた。

最初から最後まで最内を通っていて、全くコースロス無し。

まるで中京コースを熟知しているような騎乗。

中京は外を回ると大きく不利な結果になる特殊コース

今までも4角外を回って人気以下の着順になる馬多数

(そんな不公平なコースでのG1は問題ではあるが・・)

前走は内で揉まれたことが大敗の原因と思っていたが・・・

こんな競馬ができる馬だとは思わなかった。

ただ、昨年3着なのに単勝42倍の不人気は、人気なさ過ぎだった。


4着ハギノアレグリアスは、中位のイン追走、直線も内からじりじり伸びた。

この馬も3着馬と同様、イン追走でコースロスなし。

7歳でも強さはピーク(昨年6着)。


5着△ペプチドナイルは、3番手の外追走、最後は伸びがやや鈍った。

3勝クラスで2100m1着があるが、1600mの方がいいのかもしれない。

それと、勝ったフェブラリーSは近年メンバーが空洞化している(強力馬は海外へ行く)。


6着△サンライズジパングは、12番枠とこの馬の特質から、最初から4角まで馬群の最も外をまわるロス。

中京でこの競馬では着順が下がる。

よく頑張っている方だろう(3着相当)。


7着アーテルアストレアは、上がり2位。

最後方から4角大外回り、直線伸びた。

展開がハマれば、牡馬の一流馬相手でもやれそうだ。


5人気△ガイアフォースは、15着。

大外枠でずっと外を回る、中京では絶対無理だが、直線は全く伸びなかった(1着から3秒6遅れ入線)。

同じような競馬の6着サンライズジパングくらいは走って欲しかったが・・・

いくら調教の動きが良くても、6ヶ月ぶりでG1は厳しかったか。

(3か月ぶりのクラウンプライドは7人気11着)

(5ヵ月ぶりのセラフィックコールは8人気12着)

このレースは、3ヶ月以上休養明けは軽視した方がいい?(芝G1と違って)



2024年12月1日日曜日

チャンピオンズカップ 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「左回り重賞実績」(特にG1)

「先行好位」

「内枠」(一ケタ馬番)


ドゥラエレーデ

昨年3着、

大敗覚悟で◎にします。

前走の大敗によって、最も馬券の魅力を感じる馬、

前走は内で揉まれたことが、大敗の原因か?

昨年のような揉まれない位置で競馬ができるかどうか。

ムーア騎手に期待してみる。


○レモンポップ

▲ウィルソンテソーロ

テーオードレフォン  前走相手弱いも圧巻の伸び。中京OP特別1着あり。

△ペプチドナイル

△サンライズジパング

△ガイアフォース