2024年12月9日月曜日

阪神JF 2024 <回顧>


 今年のトレンドになっている「騎手のG1初制覇」。

今回は、岩田望来騎手の順番だった。


「前走1800m」のワンツースリー。


1着 ◎アルマヴェローチェ(5人気)

2着  ビップデイジー(8人気)

3着  テリオスララ(7人気)


勝ちタイムは、1:33.4(良)。上がり34.9。


今年は京都なので、例年との比較ができないが、まあまあのタイムだろうか。

見た目は馬場が荒れていても、普通のタイムが出る馬場で、スローなら上がりが速いタイムが出る馬場。

2着3着が馬番1番2番だったように、直線以外は内がまだ生きている。


12.1-10.6-11.5-12.3-12.0-12.0-11.5-11.4

前半3F34.24F46.5

後半3F34.94F46.9


ほぼ平均バランス。

前半3Fは速いが、中盤は緩めで、上がり2Fが速い。


今週の京都は先行有利で、騎手の気持ちが速めのペースにつながった面はありそう(ありがちなこと)。


前走1800mを走っていた馬のワンツースリーなので、今年は京都だったがタフ競馬になった。


1着◎アルマヴェローチェは、好位スタート、中盤は中位追走、3角からじわっと位置を上げていき、直線外から上がり1位の末脚で完勝。

レースぶりが強い馬の正攻法の内容。

やはり、札幌2歳Sのメンバーレベルが高かったようだ。

距離短縮も問題なかった。

岩田望来騎手も、いつG1初制覇があっても不思議なかった。

(個人的な馬券の方は、単勝だけ的中、馬連は2着が・・)


2着ビップデイジーは、後方寄り追走、直線は外へ外へ行き、1着馬と並んで伸びた。

個人的には、前走が少頭数でスローで半信半疑だった。

でも、新馬が速いペースの1600m1着で、問題ないとみるべきだった。


3着テリオスララは、好位のイン追走、直線は馬場の悪い内で粘りに粘った。

個人的には、前2走が逃げだったのが、気になった。

でも、前2走とも逃げて上がり1位だった。

父シスキンは新種牡馬だが、先週時点で、5頭出走で3頭が勝ち上がり、全出走成績は[4.4.0.3]という驚異の好成績。

早熟タイプの可能性もあるが、注目すべき新種牡馬シスキン。


4着▲ショウナンザナドゥは、好スタート4番手追走、3~4角中間では先頭2頭に並びかける。

最後は、3着争いでわずかに負けた。

前走のように差す競馬でも少し足らず、前に行っても少し足らず、そいうタイプの馬の可能性がある。


5着スリールミニョンは、後方追走、4角最も大外まわり、直線大外から伸びた。

昨年の永島まなみ騎手7着スウィープフィートを思い出す。

スウィープと同様に武豊騎手に合いそうな馬だが、スウィープフィートのような乗り替わりにならないよう今回のようにうまく乗って欲しい。

馬名の名付け親なのだから、より頑張って欲しい永島まなみ騎手。


6着△コートアリシアンは、出遅れ最後方追走、4角から直線は最内を突かざるをえず、伸びあぐんだが直線後半は再加速したように見えた。

前走は折り合い難だったが(それでも勝ったが2着できたが)、今回はスタートが悪すぎた。


1人気○ブラウンラチェットは、16着。

道中は1着馬の後ろを追走していたが(クビを上げたりしてスムーズさ欠く)、直線で1着馬が外に出したのに対し、こちらは馬場の真ん中へ。

前が詰まり気味ということもあるが、伸びなかった(最後ほぼ追うのをやめている)。

-12キロで428キロ。

出走馬中最低の馬体重になってしまった。

調教後馬体重の発表の時点で-10キロだった。

そこからの長距離輸送。

不安はあったが・・・


4人気△メイデイレディは、13着。

デットーリ騎手のレース後コメントによれば、

・この馬にとっては馬場が少し緩かった

・初めての右回り

・長距離輸送

・この4か月で5走目で疲労

と親切なコメント。

どれが一番の敗因かわからないが、

・アメリカでは芝は裏街道(日本とは芝とダートの価値が逆)

という面もありそう。


次週の朝日杯は、アルテヴェローチェというほとんど同じ名前の馬が出走してくる。



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