2023年4月17日月曜日

皐月賞 2023[回顧]

 先週の桜花賞に続き、皐月賞も大外からの直線一気。

上位人気馬の能力順位がよくわからない難しいレースでしたが、終わってみれば1強でした。


1着 ▲ソールオリエンス(2人気)

2着 △タスティエーラ(5人気)

3着 ○ファントムシーフ(1人気)


勝ちタイムは、2:00.6(重)。上がり37.2。


重馬場だが、2:00.6は2年前稍重エフフォーリアと同タイム。

重馬場というより稍重に近い馬場だったか。

ただ、8R古馬2勝クラス野島崎特別と同タイム。

これは8Rが優秀なのだろうか?

9Rが雨となっている。

そのせいで乾きかけた馬場が再び悪化したのだろう。


12.3-10.9-11.9-11.6-11.8-12.4-12.5-12.7-12.5-12.0

前半3F35.14F46.75F58.5

後半3F37.24F49.75F62.1


5Fの前後半差は、3.6秒のハイペース。

中距離G1で、これほど前後半差があるラップは珍しい。

こういうラップは大逃げ馬だけで、2番手以降は離れた追走というケースもよくある。

しかし、今回は後続も差なく追走していて、実質も数字通りのハイペース。


ハイペースなのに、ラスト1Fは12.0。

2着タスティエーラは伸びが止まっているわけではなく、1着ソールオリエンスの伸びがすごかった。


1着▲ソールオリエンスは、上がり2位(3着馬)より0.9秒速い末脚。

展開は向いたが、末脚がケタ違いだった。

1番枠なのにスタート後すぐに外追走に持っていった横山武史騎手も見事(パトロール参照)。

キタサンブラック現役時のレースぶりからは、この馬やイクイノックスのようなすごい末脚を発揮するタイプを生む種牡馬になるとは思えなかった。


2着△タスティエーラは、前つぶれ展開で前の方に位置し、よくがんばった。

決め手不足の馬だとしたら、こういう展開の方が勝つチャンスだったかもしれないが。


3着○ファントムシーフは、直線前半で進路変更の不利があったが、上がり2位で伸びた。

落鉄があったらしく、その影響はどの程度だったか。


4着メタルスピードは、大善戦(3着と同タイム)。

前走は出遅れあって2着ホウオウビスケッツと0.1差。

それで、穴人気ホウオウビスケッツ(17倍)と人気差があり過ぎた(107倍)。

(前走のラップや全成績は無視して、前走のゴール前映像だけ見れば距離延長で買いたくなるのはメタルスピードの方なのがおもしろい)

(多くの穴党は前走速いペースで前で粘ったホウオウビスケッツの方を評価したが前走以上のハイペースになった)

個人的には、前走中1週で権利を取ったので上昇度がないのではと思ったのですが、さらに上昇したようだ。

4走前からブリンカー着用で、成績が上昇してきた。

1600m経験が、速い流れで生きた。

そして、シルバーステート産駒が重馬場向きなのだろう。


5着ショウナンバシットも、4着馬と同じシルバーステート産駒。

デムーロ騎手も重馬場向き。

この馬は、セレクトセール高額馬。


3人気△ベラジオオペラは、10着。

このペースを2番手追走でバテてしまった。

前走は控えたからの好結果で、本質スタミナ不足か。


4人気△フリームファクシは、9着。

よくわからない大敗。

馬場なのか、前3走少頭数の影響か。


6人気タッチウッドは、13着。

掛かる気性で逃げ馬に迫っていき、ハイペースを演出してしまった。

前2走が短期免許の外人騎手で、悪い気性を教育できなかったか。


◎としたダノンタッチダウンは、最下位。

速い流れのマイル経験で◎にしてしまいましたが、マイル経験で狙うべきは4着馬でした。



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