2024年6月3日月曜日

安田記念 2024 [回顧]

 強過ぎる香港馬の勝利。

5着まで5人気以内馬が占める能力通りの決着。


1着 ○ロマンチックウォリアー(1人気)

2着 △ナミュール(4人気)

3着 ▲ソウルラッシュ(2人気)


勝ちタイムは、1:32.3(稍重)。上がり33.9。


9R2勝クラスで 1:58.7。

それほど雨の影響はない馬場。

安田記念は速めに流れれば1分31秒台後半になったかもしれない。

緩めの流れになったので、1分32秒台となった。


12.1-11.0-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-11.4

前半3F34.54F46.4

後半3F33.94F45.9


速い逃げ馬が不在なので、緩めの流れになった。

かつては速い流れが多かった安田記念だが、近年は緩めの流れが多い。


1着○ロマンチックウォリアーは、さすが香港最強馬の強さ。

そしてオーストラリアの名手マクドナルド騎手もさすが。

馬体重が-12キロだったが、3走前の香港Cと同体重。

(といっても香港の馬体重はレース2日前の計量が公式記録になるので単純比較できない)

2000mでも1600mでも強い。

香港でも豪州(コックスプレート1着)でも日本でも強い。

日本の馬場で速い上がりの流れでも強かった。


<以下、香港と日本の違い>

馬体重の計測時期が香港と日本で異なるが、

レースタイムの計測開始地点も香港と日本とでは違う。

日本はゲートから離れた地点(5mだったかな?)から計測を開始。

なので、日本のタイムは香港に比べて約1秒くらい速くなる。

馬場が同じ程度でも、香港のタイムは日本より1秒くらい遅くなる

香港の馬場が時計がかかるわけではないのです。

(この点については、Mahmoud氏が以前から指摘されている)

【追記】

日本では、助走距離5mが設けられていて(その分ゲートは計測開始地点より後ろに設置)、実際は1605m走っていることになります(日本ダービーは2405m走っている)。

日本も香港(や欧州)も、全体タイムは1600m走ったタイムですが、

日本の場合、タイムに含まれない助走距離5mを余分に走っていることになります。

それで、最初の1Fのタイムが香港(や欧州)より日本の方が速くなる(助走で勢いがついている所から計測開始するので)。

その差が、約1秒程度(らしい)。

Mahmoud氏は、その差が1.2秒と計算しておられる。

それに従えば、今回の勝ちタイム1:32.3は、香港式で計測すれば1:33.5ということになります。


2着△ナミュールは、前走から見事な変わり身。

後ろ過ぎない追走から、自身上がり32.9。

海外帰り2走目の良化、継続騎乗2走目で大きく変った。

相手が強かった。


3着▲ソウルラッシュは、ナミュールにハナ差競り負けた。

昨秋マイルCSでもナミュールにクビ差負けた。

2年前13着・昨年9着だったが、東京でも能力発揮。

相手2頭が強かった。

これでモレイラ騎手は、短期免許取得の条件をみたせず、来年以降の来日が難しくなった。


4着△ガイアフォースは、直線内で前が詰まり進路を切り替えるロスで、2年連続4着。

それが無ければ2着争いもう少し際どかったかも。

この馬にとっては内枠は良くない。


5着△セリフォスは、後方過ぎる追走(これは意外)。

自身上がり33.0(ナミュール32.9)で伸びているが、ナミュールに比べ道中が後ろ過ぎた。

昨秋マイルCSで前に行って伸びなかったからだろうか?


6着☆ジオグリフ(12人気)

7着◎フィアスプライド(13人気)

穴で期待した2頭は健闘してくれたが、上位5頭には能力で劣った。


もう1頭の香港馬ヴォイッジバブルは17着。

ドバイでも大敗していて、海外遠征が苦手なのかも。

それとドバイメイダン競馬場も左回り。



0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントの記入者は、「名前/URL」または「匿名」を選択してください。できれば、「名前/URL」を選択し、適当なハンドルネームを記入して頂ければ有り難いです。
画像認証が出現した場合、画像上方に指定された単語にあてはまる画像を全て選択して下さい。
なお、iPhoneからのコメントは困難かも?(Androidスマホは可能)。