1番人気のような末脚で伸びてきたのは、14番人気の大穴馬。
思いもかけない馬が勝つ。
まさに競馬はやってみなければわからない。
それが競馬の面白さ。
6歳馬のワンツー。
1着 テンハッピーローズ(14人気)
2着 △フィアスプライド(4人気)
3着 ○マスクトディーヴァ(1人気)
勝ちタイムは、1:31.8(良)。上がり35.0。
高速馬場。なら標準的なタイム。
12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7
前半3F33.84F45.4
後半3F35.04F46.4
速いペース。
中盤の緩みもない。
ハードな流れ。
先行有利な結果が多かったので、騎手の意識が前への意識が大きかったのだろう。
1着テンハッピーローズは、中位後方寄り追走、直線大外から追い出されると一気に伸びた。
そのレース内容は、強い馬の勝ち方、びっくり。
「左回り1400mで3勝」している。
2歳時のアルテミスSで、ソダシ・ククナの3着がある。
掛かる気性が問題で、1400m向きだった。
気性が成長して1600mをこなせるようになったようだ。
6歳春での本格化。
「左回り向き」なのと、道中の「緩みない流れ」が1400m向きの馬に合っていた(追走に余裕)。
それと「季節」(5勝全てが5月~8月、8月3勝)、暑くなると調子がよくなるのだろう。
今年は、前走1400m以下出走の馬が1頭もいなかった。
2走前でも、1400m以下出走はこの馬だけ。
近年のこのレースでは、1400m以下実績馬も無視できない。
(昔は東京マイルは中距離実績重要と言われたが)
先週のNHKマイル3着馬もそうだが、「折り合える1400m実績馬」は要注意。
2着△フィアスプライドは、3.4番手追走から粘った。
展開面では一番強い内容。
-8キロ、470キロは過去最低馬体重、勝負仕上げだったのだろうか。
この馬も6歳の今が強い。
3着○マスクトディーヴァは、中位追走、直線残り2Fで前が狭くなって後退、最後はよく伸びた。
不運だったが、道中の追走は余裕ないように見えた(この距離忙しい)。
モレイラ騎手についてJRAは「最後の直線コースで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜こうとしたことについて戒告」。
次週オークス週は、母国ブラジルに一時帰国するらしく日本での騎乗なし。
4着ドゥアイズは、前走とは違い好スタート中位外追走、直線じわじわ伸びた。
上がりがかかる流れは向いたが、よく似た能力レベルの4歳の中位人気馬の中では一番人気なさ過ぎだった。
狙った穴党の人にとっては惜しかった(1着馬が来なければ)。
5着ルージュリナージュは、最後方追走、直線大外から上がり1位。
この馬も左回り向き。
4勝全てが左回り(内東京3勝)。
6着△ウンブライルは、結果的に3番人気は過剰人気で、ドゥアイズと人気差があり過ぎた。
(前走はドゥアイズが2人気で、この馬は4人気)
ブリンカーを今回つけなかった影響はどうだったのだろうか?
7着△モリアーナは、展開が向いたはずだが及ばず。
8着▲ナミュールは、出遅れ・上がり2位だが、キレがなかった。
海外遠征後の影響だろうか(帰厩が10日前)(例年よりドバイが1週遅い)。
9着◎スタニングローズは、このペースでもスムーズに先行できていたが・・・
1600mは向かないということか。
津村騎手、感動的な初G1制覇。報われて良かったですね。
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