2023年6月26日月曜日

宝塚記念 2023[回顧]

 栗東滞在で調整した関東馬のワンツー。


1着 ○イクイノックス(1人気)

2着  スルーセブンシーズ(10人気)

3着 ▲ジャスティンパレス(2人気)


勝ちタイムは、2:11.2(良)。上がり35.5。


この時期の阪神としては標準的なタイムの良馬場。


前2年は京都改修の影響で開催2週目だったが、今年は3年前までに戻り開催4週目。

そのわりには土曜日曜と内先行有利馬場だったが、最後の宝塚記念で外差し決着となった。


12.4-10.5-11.1-12.6-12.3-12.4-12.5-11.9-11.7-12.0-11.8

前半3F34.04F46.65F58.9

後半3F35.54F47.45F59.9


最初の3F(直線部分)は速かったが、中盤は落ちついた。

ラスト4Fのラップを見ると、全体的には、ほぼ平均ペースで速め程度。

それでも、9着までが差し馬ばかりで、10着以下は先行馬ばかりが並んでいる。

数字以上にタフな流れ・タフな馬場だったのだろうか。


1着○イクイノックスは、後ろ追走から3~4角外をまわり、直線も一番外から差す、ロスはあるが不利を受けない安全策でねじ伏せた。

前走は逃げで、どんな競馬でもできる。

唯一の不安だった関西への長距離輸送を避けて、栗東滞在の調整にした策もうまくいった。


2着スルーセブンシーズは、直線前半で前がふさがり進路を変更したロスがなければ、もっと際どい1着争いになっていただろう。

凱旋門賞と愛チャンピオンSに登録している馬。

でも本当にそれほどの能力があるのか?と疑っていたら、本当に強かった。本格化した。

関係者は能力をよくわかっているんですね。

阪神での秋華賞とマーメイドSでは大敗していた馬。

それは長距離輸送(もしくは阪神競馬場出張馬房の道路沿い騒音)が影響していたかもしれず、栗東滞在の調整がうまくいった。


3着▲ジャスティンパレスは、3~4角の反応が悪く、直線向くとムチを落とした、その後は最後までじりじりと伸び続けた。

現状の能力は発揮できたか。


4着△ジェラルディーナは、残り4F手前から進出。

スローではないのでこれが良かったのか悪かったのかわからないが、勝つためには一つの策。

2着狙いの仕掛けなら2着あったかもしれない。


5着△ディープボンドは、前半3Fが速く前に行けず7番手追走になってしまうと、伸びずバテずの結果となってしまう。

2.3番手から早めスパートの競馬をしたいが、この距離では難しい。

今回の自身上がり35.5は、過去のG1で2着4回の時の自身上がりより速い。(今回の追走位置なら、もっと上がりがかかる流れの方が良かった)


6着プラダリアは、16人気で善戦。

G1を狙うなら宝塚記念が最適ではないだろうか。

成長あれば来年期待したい。


7着ボッケリーニは、内枠が裏目に出た。

3~4角最内で位置が下がってしまい、直線も一瞬前が詰まった。


8着ヴェラアズールは、展開向いたはずだが、直線長いコース向きなのか、スロー向きなのか、復調途上なのか、よくわからない馬。


4人気△アスクビクターモアは、11着。

土日馬場が前残り傾向、調教だけなら好調そう、ということで4人気になったのだろうが、サッパリ。

今回も展開不利だが、それ以前に何かおかしくなっている。


単勝は8人気だが連の人気は6人気のダノンザキッドは、12着。

初めて阪神で大敗した。

距離不安がある馬にとっては、この流れはきつかったか。


◎としたドゥラエレーデは、10着。

思ったより掛かってしまった。

展開不利でも落ち着いて先行できれば、もっと見せ場があったかもしれない。

この馬も凱旋門賞に登録していて、期待は大きそうな馬。



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