2019年3月18日月曜日

2019センバツ高校野球優勝校予想(+回顧を追記)

今年のセンバツは、混戦模様、過半数の高校に優勝のチャンスがあるのではないでしょうか?
というのも、名の知れた強豪校の昨秋の地方大会の試合内容が頼りない(モロい負け方)。

例えば、履正社と智弁和歌山は、近畿大会ベスト4入りで甲子園出場ほぼ確定した後、準決勝で両校ともにコールド負け。
横浜にいたっては、関東大会準々決勝でコールド負け、ベスト4入りならず、選考委員の主観で選出され命拾い。
(近畿や関東は、昨秋地方大会ベスト4入りで甲子園出場ほぼ確定、残り枠は選考委員の主観で選出される)

一応、1番人気は星稜のようだが、2番人気以降は不明でほぼ横一線の混戦模様だ。


各スポーツ紙の上位人気

星稜(石川) 5A
龍谷大平安(京都) 4A
広陵(広島) 4A
横浜(神奈川) 3A
東邦(愛知) 3A
筑陽学園(福岡) 3A

以上は横浜を除けば地方大会優勝校で、実際の人気は履正社や智弁和歌山なども上位人気になりそう。


予想のコンセプト

昨年の大阪桐蔭の春夏連覇の最大の要因は、柿木・根尾の投手2枚看板だろう。(3番手横川もプロ指名されるほどでしたが)
ひと昔前までなら、「春は投手力」と言われ、1人のエースの能力が一番重要だった。
でも近年は春でも打撃戦が多くなり、複数の好投手が必要になっている。
とはいえ、継投ばかりしているチームも優勝までは難しい。
2人の先発完投タイプの好投手がいるチームを重視、◎〇にしてみました。
(決勝戦の組み合わせ◎〇で的中を夢見ています^^)


優勝校予想・結論

◎明石商(兵庫) <小穴推奨>
○札幌大谷(北海道) <小穴推奨>
▲星稜(石川)
★明豊(大分) <中穴推奨>
☆津田学園(三重) <中~大穴推奨>
△履正社(大阪)
△広陵(広島)
△横浜(神奈川)
▽石岡一(茨城) <大穴、応援>


各校について

明石商(兵庫) <小穴推奨>
近畿大会準優勝。
完投能力のある2枚看板の投手力。
宮口・中森両投手ともに奪三振率が高い。
課題は打力だが、モロさを感じる名門強豪校相手に手堅さで頂点に立つことも可能と期待してみる。
枠順(日程)にやや不安はありますが・・・(初戦が早ければ日程面に余裕ができる)

札幌大谷(北海道) <小穴推奨>
昨秋の明治神宮大会で優勝(日本一)。
西原・太田の2枚看板の投手力、特に右横手投げ太田流星投手の投球術をぜひ見てみたい。
昨秋の失策の多さが問題だが、守備は練習で改善されやすいので、良くなっていると思いたい。
駒大苫小牧(主力が田中の直前世代)が夏初優勝した時のような勢いが出てくれば、戴冠もありうる。

星稜(石川)
明治神宮大会準優勝。
奥川投手は、ドラ1候補。
問題は、打力。

明豊(大分) <中穴推奨>
九州大会準優勝。
打線強力(打率32校中3位)。
若杉投手は奪三振率が高い。
◎も考えていましたが、初戦が横浜なので苦戦?

津田学園(三重) <中~大穴推奨>
東海大会準優勝。
ノーマークでするすると勝ち上がるとしたら、ここか?
前投手は、奪三振率が高く、与四死球率は低い。

履正社(大阪)
近畿大会ベスト4。
準決勝で龍谷大平安にコールド負けのモロさは気がかり。

広陵(広島)
中国大会優勝。
でも明治神宮大会初戦で星稜にコールド負けは気がかり。

横浜(神奈川)
及川投手は、東海大相模から13奪三振などプロ注目左腕。
だが、関東大会準々決勝で思わぬ不覚でコールド負け。

石岡一(茨城) <大穴、応援>
21世紀枠での選出。だが、好勝負できるのでは?
茨城県大会で明秀日立・土浦日大を破り、県大会準決勝で藤代(関東大会出場)にタイブレークでサヨナラ負け。
私学の誘いを断って石岡一を選んだ岩本投手に注目。


無印<消し智弁和歌山(和歌山)
近畿大会準々決勝で大阪桐蔭を破ったが、準決勝で明石商にコールド負け。
投手力に波がありチーム防御率が悪過ぎる(4点台)。
さらに枠順が大外枠で最悪。
決勝まで行くとすると、初戦から中1日・連闘・中1日・連闘の日程になる。
(応援曲ジョックロックは何度も聴きたいですが^^)


印はまわらなかったが、
筑陽学園(投手力)・高松商(バランス)・龍谷大平安(バランス)・東邦(打力)の各地方大会優勝校も当然有力。
関東(横浜以外)の各校や東北2校は、どの程度に評価していいのかよくわからない。



<< 回 顧 >> ~平成の最初と最後の優勝は東邦~

優 勝   東邦(愛知)
準優勝   習志野(千葉)
ベスト4  ◎明石商(兵庫)
ベスト4  ★明豊(大分)

混戦が予想された今大会を制したのは東邦、春では史上最多となる5度目の優勝。
平成元年と平成最後の大会を優勝しました。

全般について>
昨年春のような打撃戦は、ほとんどなかった。
相手を最小失点におさえたチームが勝ち進んだ(勝った方が大量得点でも)。

東邦について>
全5試合すべて失点が2点以内。
これが、優勝の最大の要因でしょう。
大会前は、チーム打率が出場校中トップで打撃のチームという印象。
問題は投手力だと思っていました。
ところが、石川投手が素晴らしかった。
石川投手は、野手としてドラフト候補になっている選手。
チーム事情で昨秋から投手になったわけで、投手としての成長が予想できなかった。
決勝では打者としても大活躍、決勝は一人舞台でした。
守備陣も素晴らしかった(全5試合で2失策、決勝での大胆な守備位置)。

冬に監督が腎移植で3か月不在だったのは普通マイナス要因なのに、石川主将中心にそれをプラス要因に変えてしまったようだ(自主性)。

習志野について>
昨秋からの県大会初戦から甲子園決勝まで公式戦の全戦、エースをリリーフで起用。
思い切った走塁の作戦。
なかなかおもしろいチームでした。
サイン盗み騒動の後、2勝したのはお見事。

<◎明石商について>
2枚看板に期待して◎にしましたが、宮口投手が指の負傷による不調でわずか投げただけ。
これは想定外でした。
中森投手が一人で頑張ってくれました。

<★明豊について>
打力に期待しましたが、初戦以外はそれほど打てなかった。
昨秋に投げていなかった元エースがいたとは知りませんでした。
主力級の投手が3人となり、思った以上の投手力でした。

21世紀枠について>
21世紀枠は必要か?と疑問に思うことが昨年までありましたが、
今年の21世紀枠は大成功でした。
▽石岡一は、盛岡大付相手に延長11回の大善戦。
富岡西は、東邦相手に1-3の大善戦。
今年の選考は素晴らしかった。




0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントの記入者は、「名前/URL」または「匿名」を選択してください。できれば、「名前/URL」を選択し、適当なハンドルネームを記入して頂ければ有り難いです。
画像認証が出現した場合、画像上方に指定された単語にあてはまる画像を全て選択して下さい。
なお、iPhoneからのコメントは困難かも?(Androidスマホは可能)。