2018年4月29日日曜日

天皇賞(春)[回顧]

1着 ▲レインボーライン(2人気)
2着 ○シュヴァルグラン(1人気)
3着 △クリンチャー(4人気)

勝ちタイムは、3:16.2(良)。上がり35.9。

京都としては標準的な高速馬場。
そのわりには全体タイム・上がりともに平凡に感じる。
メンバーレベルもあるだろうが、後述するように変な流れになったのも一因か。
(無理なく平均的に流れれば全体タイムは速くなる)

13.0-11.2-11.4-12.0-12.5-12.3-12.0-13.2
-12.6-12.6-12.8-12.6-12.1-12.1-11.4-12.4
前半3F35.64F47.65F60.1 後半5F60.64F48.03F35.9

1角(前半7F)までは逃げ馬と後続との差なし(隊列全体のペースは結構速い)。
(ちなみに2年前の精密機械武豊キタサンの逃げは前半5F61.8)
1角2角で2番手以降が一気に緩んで逃げ馬との差が開く(逃げ馬も13.2-12.6と緩いのに)。
それで向正面(残り7F)に入ると、サトノクロニクル川田が位置を上げていく。
それにつられて、トーセンバジルなども位置を上げていく。
ということで、
前半ハイ・中盤急緩・ロンスパ」の流れ。
(残り6F5F12.8-12.6は、2番手以降は12秒台前半か)
特にサトノクロニクル・トーセンバジルは後半7Fスパートに近く、これではバテてしまう。
(前半スローだったらかまわない策だったが・・)
結果論的には、川田がペースを読み違えている?
(武豊が参戦していれば、どう乗ったか興味深い)

結果的には、シュヴァルグランは厳しい流れをよく踏ん張っている。

道中の動きに惑わされず、じっくりと乗られたレインボーライン岩田の勝利。


2018年4月28日土曜日

天皇賞(春)【予想】~マヤノトップガン~

過去の穴馬に多いのは、
「内枠」(6番以内)
「先行~中位」
「2400m2500m実績」
「京都実績」

トーセンバジル
香港ヴァーズ3着だが、1着馬は凱旋門賞2着馬、2着馬はブリーダーズカップターフ1着馬。
そういう強豪相手に差のない競馬ができたのは、本格化してきたのだろう。
藤原厩舎だから前哨戦の結果は気にしなくていいはず。
今年の低調なメンバーなら外枠でも互角の勝負ができるのではないか?

○シュヴァルグラン
▲レインボーライン
カレンミロティック  3年前3着・2年前2着、セン馬に高齢の常識は通用しないかも
△サトノクロニクル
△クリンチャー
△アルバート

消ガンコ 高速馬場・高速上がりではどうか?


想い出のレース
第115回天皇賞(春)  1997年(平成9年)
1着 マヤノトップガン(2人気)田原成貴(38歳)  
2着 サクラローレル(1人気)横山典弘(29歳)
3着 マーベラスサンデー(3人気)武豊(28歳)

3強対決。
そして、3人のトップジョッキーの対決。
田原成貴騎手は、この年はこのレースを勝つことだけに全てを賭けていた(やる気をなくしていて、この年わずか8勝、翌年引退)。
(当時は漫画の原作などの執筆活動に熱心だったという破天荒な騎手)
先行でG1を3勝していたマヤノトップガンを見事に脚質転換させた。
歴史に残る神騎乗。

『意識を消す』騎乗を目指したという。
そのあたりのことは、以下のブログを読んでみて下さい。
「ガラスの競馬場」様のブログ『心震えるレースを
「10ポイント活字の夢」様のブログ『思い出の天皇賞・春~1997年、馬上の風に吹かれて~



2018年4月27日金曜日

青葉賞【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「前走500万下クラス」
「前走2200m」

ダブルフラット
前走山吹賞は過去6年で4頭の穴馬、内2頭が逃げていた。
地味な印象で人気になりにくいからか?
前走は直線ずっと1着馬との競り合いで、東京でも距離延長でもこなせそうに思える。

○スーパーフェザー
▲ディープインラヴ
スズカテイオー  前走大寒桜賞も過去好成績、前走は4角で外に張られた。
△サトノソルタス
△オブセッション
△ダノンマジェスティ


2018年4月21日土曜日

フローラS【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「前走1800m」「1800m実績」
「前走(または2走前)先行好位」
「内枠」(8番以内)

ノーブルカリナン
過去穴馬に多い1800m1着がある人気薄馬に◎と☆。
前走は出遅れで案外な結果だったが、2走前の1着馬は桜花賞4着と同タイム馬。
新馬1人気で外人騎手3走連続乗せたということは、期待が大きそうな馬。

○サラキア
▲サトノワルキューレ
ラブラブラブ  未知の魅力。オルフェーヴル産駒の大駆けに期待。
△レッドベルローズ
△オハナ
△ノームコア


マイラーズC【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「先行」
「1600m5勝」

ヤングマンパワー
昨年3着。
ノドの手術をして不安解消、栗東滞在での調整。
暑い季節が得意で、今の暑さはこの馬向き。

○エアスピネル
▲ロジクライ
ダッシングブレイズ  1600m6勝
△サングレーザー
△モズアスコット
△ブラックムーン


2018年4月20日金曜日

福島牝馬S【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「逃げ先行」
「福島・中山実績」
「1800m実績」

ブラックオニキス
今週Bコース変更で変わるかもしれないが、先週までの福島は時計と上がりがかかっていた。
この馬は、札幌2歳S2着があり時計がかかる馬場は向いていそう。
前走が復調気配で、今回もう一段良化があれば、おもしろそう。

○カワキタエンカ
▲デンコウアンジュ
ロッカフラベイビー  フラワーC4着、昨年福島牝馬6人気
△トーセンビクトリー
△レイホーロマンス
△ゲッカコウ


2018年4月15日日曜日

皐月賞[回顧]

1着  エポカドーロ(7人気)
2着  サンリヴァル(9人気)
3着 ◎ジェネラーレウーノ(8人気)

勝ちタイムは、2:00.8(稍重)。上がり37.3。

雨は思ったより降らず、1Rからずっと曇り(予報では昼過ぎまで降るはずだった)。
それでも稍重発表通りの重めの馬場。

12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2
前半3F35.54F47.05F59.2 後半5F61.64F49.73F37.3

このラップは前3頭だけに関するラップ。
(ラスト1Fを12.8に変えれば、ほぼ3着馬のラップとなる)
4番手以降の馬はこれとは全然違うラップ。
中盤地点で、4番手は2秒ちょっと離れて追走していた。
だから、4番手の前半は61秒台、後半が59秒台で全く逆のバランスとなる。
前3頭はハイペースバランス。
4番手以降は、スローバランス。
そして、4番手以降は、スローからのロングスパートに近いか。
(4番手以降のラスト5Fが11.9平均と仮定して5F59.5)

1着エポカドーロは、戸崎騎手のペース配分が素晴らしく後続の壁となった。

2着サンリヴァルは、馬体重的には前走を叩き台にしてうまく仕上げてきた。
ルーラーシップ産駒はこのレース向きなのだろう。

3着◎ジェネラーレウーノは、抜群のスタートからそのまま速いペースに乗る。
次走は期待を集めそうだが、スクリーンヒーロー産駒には危うさを感じるので、個人的には次走狙いたくない。

4着ステルヴィオは、ロードカナロア産駒だから距離延長でのロンスパ気味の流れでキレが多少鈍ったと解釈していいのかどうか。

5着△キタノコマンドールは、今年から5着まで与えられるダービー優先出走権を得たことが何よりも喜びだろう。
これでダービーまでじっくり仕上げられる。
大きいハナ差だった。

6着グレイルは、出遅れた分4着に届かず、次走は楽しみ。

7着▲ワグネリアンは、今年のカデナかもしれない?
(昨年カデナの皐月賞時と同馬体重)


ダービーがスローからの上がり3Fの流れになれば、今回の結果は当てにならない。
(今回はロンスパに近い)


アンタレスS【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「前走重賞」
「重賞実績」または「近走(2走前3走前)準OP1着」

アルタイル
2走前中山1着で、阪神にも対応可能か?
グレード別定なので、OP特別2勝していても斤量有利。

○グレイトパール
▲ナムラアラシ
コスモカナディアン  常に大駆け警戒要
△ミツバ
△トップディーヴォ
△クインズサターン


2018年4月14日土曜日

皐月賞【予想】~駅~

過去の穴馬に多いのは、
「前走先行~中位」
「前走弥生賞(3着以下)」
「前走若葉S(連対)」
「キャリア4戦5戦」
「5枠~8枠」

ジェネラーレウーノ
出走馬中、最もよくわからない馬(強いのか?弱いのか?)。
3連勝しているが、相手が弱かったおかげでは?
でも陣営によると、まだ本気で走っていないという。
スクリーンヒーロー産駒の特徴もよくわからない(晩成か?)。
新生ファームの生産なのに、なぜか「ノーザンファーム天栄」で調整している。
だから万全の仕上がりか?
「あとは本番で真剣に走るかどうか。サイコロを振ってみないとわからないね。」と矢野調教師。
そのサイコロに賭けてみる。

○ステルヴィオ
▲ワグネリアン
マイネルファンロン
時計がかかるほど浮上してきそう。
ステイゴールド×ロージズインメイ。
現実に未勝利で重馬場4馬身差勝ち。
△キタノコマンドール
△ジャンダルム
△タイムフライヤー


昭和の名曲
「駅」竹内まりや 
1987年(昭和62年)アルバム「REQUEST」
シングルカットされたが、あまり売れなかった。
(最初はB面(両A面)、翌年A面で再発売)
有線では、翌1988年の有線ランキング年間6位となる大ロングヒットとなった。


最後のサックス(土岐英史)が素晴らしい。
ギター山下達郎、そしてドラムは今は亡き青山純。

この曲、元々は中森明菜のアルバムへの提供曲(セルフカバー)。
♪私だけ 愛してたことも♪ という歌詞の意味は次のどちら?
・私だけ「を」愛してた
・私だけ「が」愛してた
竹内まりや本人によれば、私だけ「を」の意味で作詞したそう。
一方、中森明菜は、私だけ「が」の意味で歌っているよう。

中森明菜の「駅」は、こちら
https://www.youtube.com/watch?v=tLnKeRbP9h4


2018年4月13日金曜日

アーリントンC【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「2走前1着」
「前走逃げ~中位」

ラセット
2走前負かした相手はフラワーC1着馬。
前走は上がり1位でそう悪くない内容。
2走前くらいの位置取りなら好勝負できるかも。

○インディチャンプ
▲パクスアメリカーナ
アリア  前走大外枠など力出し切っていない感
△タワーオブロンドン
△ダノンスマッシュ
△エアアルマス

2018年4月8日日曜日

桜花賞[回顧]

1着 ▲アーモンドアイ(2人気)
2着 ○ラッキーライラック(1人気)
3着 △リリーノーブル(3人気)

勝ちタイムは、1:33.1(良)。上がり34.4。
雨の影響でそれほどの高速馬場でもないはず。
おそらく平均的な勝ちタイムは、2着馬の1:33.4。
1着馬は優秀だろう。

12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6
前半3F34.54F46.6 後半4F46.53F34.4
今週の阪神は、西風強風、直線向かい風。
そのせいで桜花賞までのレースは、上がりがかかっている。
桜花賞の時の風の状況はわからないが、弱まったのかも?

1着▲アーモンドアイは、強すぎる、の一言。
自身上がり33.2は、もし強風が続いていたとしたら、32秒台の価値がある。

2着○ラッキーライラックは、これで負けたら仕方ない。

3着△リリーノーブルは、阪神JFと同じくラッキーライラックに0.1差負け。

4着◎トーセンブレスは、阪神JFのラッキーライラックとの差を0.6差から0.4差に詰めたが、能力差のある完敗。

5着△マウレアは、阪神JFのラッキーライラックとの差0.2差が0.4差に広がってしまった。

あと、10着プリモシーンは、直線ずっとスムーズに追えず、4着あった可能性がある。

案外だったのは、12着5人気△フィニフティ。
速い上がりが使えないのか、馬体重減の影響か。


2018年4月7日土曜日

桜花賞【予想】~雨に濡れて~

過去の穴馬に多いのは、
「前走チューリップ賞」
「前走フィリーズR(3着以内)(2走前が1600m)」
「阪神JF出走」
「7番~11番」

トーセンブレス
人気薄のディープインパクト産駒に◎と☆を進呈する。
前走フラワーCというのがマイナス材料だが、ふつう阪神JF4着馬がフラワーCに出走することはなく、前走フラワーCが桜花賞の成績が悪いのはフラワーCのレベルが低いからだと解釈したい。
クイーンCで始動予定だったが挫石でフラワーCに。
その前走を使っての良化があれば、成長があれば、そして展開が向けば、おもしろいと思う。

○ラッキーライラック
▲アーモンドアイ
レッドサクヤ
G1馬エイジアンウインズの半妹。
これまでのレース内容は特に強さは感じないのだが、藤原厩舎のG1向け仕上げが不気味で、まだ奥があるかも。
△リリーノーブル
△フィニフティ
△マウレア


ZARDマイベスト No.37>
雨に濡れて」1994年  アルバム「OH MY LOVE」収録
作詞:上杉昇・坂井泉水 作曲:栗林誠一郎
「ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring長嶋茂雄」のシングル「果てしない夢を」のカップリング曲。
ZARD単独のセルフカバー・バージョン。



2018年4月6日金曜日

ニュージーランドT【予想】

過去の穴馬に多いのは、
「距離延長」
「前走ファルコンS」
「キャリア5戦~8戦」

アンブロジオ
ファルコンS好走馬だし、マイルのベゴニア賞1着もある。
ただ、大外枠なのが・・・

○ケイアイノーテック
▲カツジ
エントシャイデン  ずっと差のない負け方でここでも3着内期待
△カシアス
△リョーノテソーロ
△ファストアプローチ


阪神牝馬S【予想】

2年前から1600mとなったが、平穏傾向。
さて、今年は?

ミエノサクシード
前走は牡馬相手の準OPで、直線一気の強い勝ち方。
ここでも期待できないか。

○リスグラシュー
▲ソウルスターリング
ワントゥワン  こちらも牡馬相手の準OPで強い勝ち方
△ジュールポレール
△アドマイヤリード
△ミスパンテール


2018年4月1日日曜日

大阪杯[回顧]

1着 ▲スワーヴリチャード(1人気)
2着 △ペルシアンナイト(6人気)
3着 ○アルアイン(2人気)

勝ちタイムは、1:58.2(良)。上がり34.1。
ペースが速ければ1分57秒台が出ても不思議ない高速馬場。
(9R10Rのタイムが平凡なのは超スローだから)

12.8-11.3-12.4-12.4-12.2-11.8-11.2-11.1-11.4-11.6
前半3F36.54F48.95F61.1 後半5F57.14F45.33F34.1
前後半差4.0秒という特異な流れ。
後半5F57.1という、前半超スロー・後半スピード勝負となった。

この流れで能力を出しきったのが、1着▲スワーヴリチャード。
言い換えれば、デムーロ騎手が能力を出しきらせた。
残り5F直前からスパートして一気に先頭に。
この馬だけ、残り5Fからずっと11秒台前半で駆け続けた。
(残り5F11.8の所、この馬は11秒ちょうどくらい?)

2着△ペルシアンナイトは、流れにまかせて追走、うまく抜け出してきた。
脚を余したと言えるかもしれないが、マイラーだとしたらこれがベストの騎乗かもしれず、微妙なところ。

3着○アルアインは、2000mトータルのスピード勝負の方が良かったか。

4着☆ヤマカツエースは、もったいなかった(3着争いできたかも)。
中位のイン追走だったが、他馬が外からどんどん上がっていくことで自然に位置が下がってしまい、3~4角では1頭除けば最後方。
直線よく伸びて上がり1位タイ。
内枠でイン追走が裏目に出た。

同じく7着△サトノダイヤモンドも内枠イン追走が裏目に出たが、こちらは直線あまり伸びず、復調途上の感。

◎としたウインブライトは、12着。
位置取り文句なく、これほど負けるとは・・・