2019年10月20日日曜日

菊花賞[回顧]

最も驚いたのは、5着340キロの牝馬メロディーレーン。

1着 ▲ワールドプレミア(3人気)
2着 ◎サトノルークス(8人気)
3着 ○ヴェロックス(1人気)

勝ちタイムは、3:06.0(良)。上がり36.2。

京都にしては時計がかかる良馬場(実質稍重くらい)。
(昨年3:06.1と変わらないが、昨年はラスト2F10.7-11.3のスローだった)

12.9-12.4-12.3-12.6-12.2(62.4)
-12.2-12.7-12.7-12.5-12.8(62.9)
-12.5-12.0-12.0-11.8-12.4(60.7)
前半3F37.64F50.2 後半4F48.23F36.2

スロースタートだったが、中盤は大きく緩まなかった。
それで上がりもそれほど速くない。
全体的には、ほぼ平均ペースに近い。

4着5着馬の血統からも、スタミナが要求された馬場と流れ。

1着▲ワールドプレミアは、スタートは出していって、好位のインにおさまり、3角から他馬が動くのを横目に直線向くまでじっとして、全く無駄のない、さすが武豊騎手。
ワールドエースの全弟という素質が、菊で花開いた。
前走も一見物足りないが、自身上がりはサートゥルナーリアと同じ32.3だった。

2着◎サトノルークスは、個人的にひそかに希望していたような騎乗を福永騎手がやってくれた。
前半は馬に合わせて無理をしない(中位後方寄り)。
1着馬との差は、4角の内外の差か。
この馬が前走2勝クラス1着馬なら、もっと穴人気していたのでは?
皐月賞・ダービーの頃とは違って、心身ともに成長している。
タッチングスピーチの全弟が本格化してきた。

3着○ヴェロックスは、結果的には距離が少し長かったのか?
川田騎手は、サトノルークスについて前走後「距離延長はよくなさそう」とコメントしたのが皮肉な結果。
押し出された1番人気ではありましたが。

4着ディバインフォースは、ワークフォース(凱旋門賞馬)産駒でスタミナ勝負が向いた。

5着メロディーレーンは、340キロの牝馬で。前走斤量49キロから今回55キロ。
これは、すごいスタミナ型牝馬。

6着レッドジェニアルは、少し足りなかった。
個人的には、◎はこの馬とサトノルークスの2択でしたが、
どちらがG1級(の素質)かと考えた場合、サトノルークスを選択しました。

7着☆タガノディアマンテは、まくりで見せ場作った。
個人的には、使える脚は短いのでもう少し待ってもよかったのではと思う。

2人気△ニシノデイジーは、9着。
ルメール騎手は「スタミナ勝負になってほしかった」と言っているが、これは逆でしょう。
そんなスローではなくスタミナ勝負になっているし、むしろスタミナ勝負が向かなかったのでは?

4人気△ヒシゲッコウは、10着。
5人気△ホウオウサーベルは、11着。
前走2勝クラス1着馬は、結果的には過剰人気だった。

降級制度廃止で、今年の2勝クラスのレベルは低いと各所で指摘されている。
ところが、
4着馬は前走2勝クラス5着、5着馬は前走1勝クラス1着。
これだから競馬は難しい(おもしろい)。
(4着5着馬は、勝ちに行く競馬はしていないということはありますが)


2 件のコメント:

  1. ほぼ完璧な予想でしたね。さすがです。
    私もディープ産駒が軸かなと思っていたところにこの予想、久しぶりに本線で的中出来ました。ありがとうございます。

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  2. 好き勝手に穴馬ばかりに◎を打っている変なブログ予想ですが、少しはお役に立てたのなら幸いです。
    細かいことを言えば、
    オークス・ダービーのディープ産駒の穴馬は、母父がスピード系(高速東京に合う)。
    菊花賞の1着2着のディープ産駒の母父は欧州スタミナ系ですね(稍重長距離に合う)。
    (私は血統派ではないので、これ以上解説できませんけど)

    返信削除

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