2024年10月28日月曜日

天皇賞(秋) 2024 <回顧>

 ダービー馬のワンツー。

(宝塚記念1番人気馬と大阪杯1番人気馬のワンツー)


1着 ▲ドウデュース(2人気)

2着  タスティエーラ(9人気)

3着 ☆ホウオウビスケッツ(8人気)


勝ちタイムは、1:57.3(良)。上がり33.7。


高速馬場。

もう少し速く流れていれば、1分56秒台だっただろう。

(昨年は、超平均ペースで 1:55.2)


12.8-11.5-11.6-12.0-12.0-11.9-11.8-11.1-11.1-11.5

前半3F35.94F47.95F59.9

後半3F33.74F45.55F57.4


前後半差2秒以上のスロー。

2年前イクイノックスの自身上がりが、32.7。

今年のドウデュースの自身上がりは、32.5

これは、歴史に残る末脚。


1着▲ドウデュースは、スローな流れでも全く動じず、後ろから2番手の追走。

直線大外からの伸びがすごかった。

近5走で1勝しかしていないのが信じられないほど強かった。

この馬の能力を発揮させるためには、前半でゆっくり追走させる(折り合いに専念する)ことが重要ということか(それと良馬場)。

(昨秋は、掛かって戸崎騎手が好位追走の競馬をしていた)


2着タスティエーラは、好位追走、直線前半でリバティアイランドが外から先に抜けて、そこからリバティの外に持ち出してからじわじわと伸びた。

大阪杯1人気大敗で、続いて春天も4人気大敗。

そこから+18キロでの好走、春は状態がよくなかったということになる。

「今までと違う点は、カイ食いがすごく良くて完食が続いていることです。フットワークも菊花賞前に戻っています。」

という1週前の堀師のコメント。1週前の調教やコメントの方があてになります。

それと、関西への輸送が良くないのだろう。

皐月賞2着・ダービー1着・菊花賞2着の馬が来ても不思議ではないですが・・・(個人的には買う気になれなかった)


この4歳世代は評価に困る世代。

上位拮抗世代で、「その時に好調な馬」「そのレースに向いた馬」が来る印象。

宝塚記念は、ソールオリエンス・ベラジオオペラが2着3着にきて好配。

今回は、タスティエーラ・ホウオウビスケッツが2着3着にきて高配。


3着☆ホウオウビスケッツは、スローな展開で逃げ粘った。

(これは個人的には予想できたので、☆▲のワイドは持っていました)

「毎日王冠は夏が苦手で6~7分の状態での2着好走。その後、状態はグンと上がってきた」(奥村武師)

ダービー0.2差6着で、6月生まれの晩成型。

今後もさらに成長あれば楽しみ。


4着△ジャスティンパレスは、後方追走、直線前半は前が壁、直線後半は伸びてきた。

直線うまくいけば2着あったか。

この馬はドウデュースとは違って、スローは不向きな差し馬。

昨年2着自身上がり33.7、今回自身上がり33.0。

調教がいつもと違って坂路ばかりを不安視する声もあったが、問題なかったようだ。


5着マテンロウスカイは、横山典騎手らしく、終始好位のインをまわりコースロスなし、力を出しきった。

前走毎日王冠は、直線最内で詰まり通しで、追えずに入線していた。


6着△ベラジオオペラは、最初はハナ、3番手追走、直線は伸びずバテず。

「暑さに滅法弱い馬。立ち上げに苦労した」と上村師。

完調には今一歩という状態の分の6着だろうか。


7着ソールオリエンスは、中位追走、直線はキレ負けだろうか。


8着△レーベンスティールは、14番枠で、後方の外をずっとまわるロス、直線もそれなりに伸びたが及ばず。

枠の不利が痛かったが、G1では少し足りないか。

現4歳世代は順番にG1で好走する上位拮抗世代なので、この馬にも順番が回ってくる時があるかも。


1人気○リバティアイランドは、13着。

12番枠から好位に位置を上げ、直線はさっぱり伸びず(直線向いた瞬間はタスティエーラより先に伸びたのに)。

ジャパンCからは+22キロだったが(前走ドバイ不明)、それが原因とも思えない。あまりにも負け過ぎなので。

故障でなければ、精神的なものか?


◎としたダノンベルーガは、14着。

1週前の調教や1週前の堀師のコメントが良くなかったので、状態がよくなかったか。

2角回った所でつまずいているが、その影響もどうだったか。



2024年10月27日日曜日

天皇賞(秋) 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「G1実績」

「逃げ」「中位差し」

「7番人気以内」(良馬場なら)


ダノンベルーガ

あまり気乗りはしないが◎にします(他に◎にしたい馬が見当たらないので)。

天皇賞秋は、2年前3着・昨年4着。

ドバイターフは、昨年2着・今年3着。

G1実績は、今回のメンバーでは互角以上だ。

近5走はモレイラ騎手だったが、今回はクリスチャン・デムーロ騎手に変わる。

それがいい方に出る方か悪い方に出るかわからないが、いい方に出る方に賭けてみたい。


○リバティアイランド

▲ドウデュース

ホウオウビスケッツ  逃げ粘り期待

△レーベンスティール

△ジャスティンパレス

△ベラジオオペラ



2024年10月26日土曜日

アルテミスS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走1勝クラスやオープンで負けている」(2着~5着)

「前走未勝利1着」(上がり1位)


ミリオンローズ

前走で負けているので、それほど人気にならなさそう。

2走前の東京の新馬1着は、着差はわずかなので目立たない。

しかし、その2着馬は次走1.2秒差1着、3着馬は次走0.8差1着で、ハイレベルメンバーだった。

前走は案外だったが、洋芝のせいかもしれず、+20キロの影響だったかもしれない。


○カムニャック

▲ショウナンザナドゥ

ミストレス  中1週問題も逃げ脅威

△マイエレメント

△ブラウンラチェット

△シホリーン



スワンS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」(1400m・1600m<特に3歳春時>)  

「1400m3勝以上(重賞実績ない場合)」

「6歳5歳」


ダノンスコーピオン

大敗続きだが、4走前の1400mは悪くない内容。

3着スズハロームと0.1差だった。

1週前調教で坂路49.8の猛時計。

状態は悪くなさそうで、福永調教師も妙に強気なコメント。

なんだか信じてみたい気になり、◎にしてみた。


○スズハローム

▲クランフォード

ジョウショーホープ  右回り1400mベスト

△アグリ

△ウインカーネリアン

△オフトレイル



2024年10月21日月曜日

菊花賞 2024 <回顧>

 前走ルメール騎乗馬のワンツースリー。

3騎手の3着内は、先週秋華賞と同じ。


1着 ▲アーバンシック(2人気)

2着 △ヘデントール(4人気)

3着 ◎アドマイヤテラ(7人気)


勝ちタイムは、3:04.1(良)。上がり35.9。


土曜夕方の雨で、稍重スタート。

日曜は晴で、5Rから良に回復。

良馬場ではあっても高速ではなく、3:04.1は思ったより少し速かった。

各馬が力を出しきる流れだっただろう。


12.6-12.0-12.4-13.0-12.0(前半5F62.0)(昨年60.4)

-11.7-12.4-12.7-12.3-12.6(中盤5F61.7)(昨年64.1)

-12.6-11.9-12.0-11.8-12.1(後半5F60.4)(昨年58.6)


前半3F37.04F50.05F62.0

後半3F35.94F47.85F60.4


菊花賞としては、ちょっと特殊な流れ。

前半4F50.0という超スローのスタート

正面スタンド前で、12.0-11.7と加速。

向こう正面に入ると、12.3とやや加速。

長距離では中盤が緩むのが普通だが、中盤があまり緩まず出入りが激しい流れ。

上がりが速くならず、長距離適性が必要となっただろう。


1着▲アーバンシックは、後方スタート、1角までに中団に上げ、3角手前で武豊騎手が上がっていっても動じず、4角では3番手。

終始、わずかに位置を上げていってる感じで、道中で無駄な動きが全くなかった。だから最後まで末脚が伸びるのだろう。

さすがルメール騎手。


2着△ヘデントールは、後ろから2番手スタート、正面スタンド前最後方、向正面~3角で位置を上げていき、直線伸びようとしたが少し反応が鈍い印象、最後まで伸び続けた。


3着◎アドマイヤテラは、スタート最後方、正面スタンド前少し位置上がる、向正面に入ると位置を上げていき、3角からさらにスパート、4角先頭の積極競馬。

キレ勝負では上2頭にかなわないとみて、スタミナを生かす競馬をしようとした策。

3頭の中では、終始外をまわるロスはあった。が、こういう競馬をしないと能力を100%発揮できない馬なのだろう。


4着ショウナンラプンタは、中団で課題の折り合いをなんとかつけて、直線伸びたが少し足りなかった。

鮫島騎手がデビュー時から惚れ込む素質を見せた。


5着ビザンチンドリームは、後方スタート、3角でも動かず、直線に賭け、上がり1位

きさらぎ賞(京都)1着の時のような内容。

こういう競馬しか能力発揮できないのだろうか。自在な競馬ができない難しい馬。


6着○ダノンデサイルは、上がり2位。

向正面でずるずる下がっていった(ように見えた)ので、大敗かと思った。

最初からずっとインにこだわる競馬が裏目に出た。

向正面から動きの激しい流れになって、外の馬が動いていき、前が詰まったまま後方になってしまった(パトロール参照)。

(下がったというより、外が上がっていった)

直線向くときに一気に外に出して、大外から追い込んだが時既に遅し。

メイショウタバルが逃げて縦長になるはずが、メイショウが逃げずに団子馬群が誤算だった。

ダービーは何もかもがうまくいったが、今回は真逆だった。


3人気△コスモキュランダは、14着。

3角手前から上がっていったが、直線さっぱり伸びず。

父アルアインによる距離の限界だろうか?

それとも関西(京都)苦手?


5人気△メイショウタバルは、16着。

ガーっと行くかと思っていたら、好位スタート、正面スタンド前でハナに立つが、その後他馬がどんどん前に来て再び好位追走。

これでは持ち味が生きない。

1800m~2000mベストだろう。

それと一生懸命逃げてしまうので、次走が間隔短いと反動が出てしまう(ガーっと行かなかったのはその影響があるかも)。



2024年10月20日日曜日

菊花賞 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「ダービー出走(一ケタ着順または一ケタ人気)」

または「前走2200m特別1着」

「好位~中位」(逃げ先行や追込でない)

「福永祐一(穴3頭)武豊(穴2頭)」


アドマイヤテラ

レイデオロ産駒は、現時点では芝平均勝距離が長い(1,925.0)(netkeiba参照)。

(エピファネイア1,813.4、スワーヴリチャード1,712.5、ゴールドシップ2,027.8)

レイデオロ自身はステイヤーではなかったが、産駒はスタミナ豊富のようだ。

神戸新聞杯の1週前の2200m特別は、ローテーションとしては理想的(中4週)。

(3年前ディヴァインラヴが同ローテ前走2200m特別から6人気3着)

前走のタイムは、次週の神戸新聞杯と比較して同等に近い(上がりが速く短縮余地ある、神戸新聞杯は目一杯)

出遅れクセと17番枠が心配だが、武豊騎手になんとかして欲しい。


○ダノンデサイル

▲アーバンシック

ミスタージーティー  兄サトノルークス菊2着。ホープフル脚余す、当時のデキに戻れば。

△コスモキュランダ

△ヘデントール

△メイショウタバル



2024年10月19日土曜日

富士S 2024【予想】

 かつては波乱重賞だったが、近10年の穴馬は少ない。

数少ない過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」

「差し追込」

「5歳(以下)」


クルゼイロドスル

東京1600mは2戦2勝。

3歳時にジュニアCを4馬身差で逃げきった馬だが、前走は馬群の中から差す競馬ができている。

この成長度で、なんとか食い込めないだろうか。


○ソウルラッシュ

▲セリフォス

アルナシーム  左回り問題も勢いある

△レッドモンレーヴ

△ジュンブロッサム

△ゴンバデカーブース