2025年11月25日火曜日

マイルCS 2025 <回顧>

 ジャンタルマンタルが、出走可能な国内の芝マイルG1を完全制覇。

(朝日杯FS・NHKマイルC・安田記念・マイルCS)


1着 ○ジャンタルマンタル(1人気)

2着 △ガイアフォース(4人気)

3着  ウォーターリヒト(15人気)


勝ちタイムは、1:31.3(良)。上がり33.6。


京都の馬場改修後の近2年は、1:32.5(2年前)と1:32.0(昨年)。

今年は大幅に速くなった。

改修前のレコード1:31.3とタイ。


普通、レコードは平均的な流れで記録されるが、ラスト2F11.0-11.2で2番手以降はスローに近い。

それで、コースレコードタイは、ハイレベルだった?


12.2-10.7-11.3-11.7-11.8-11.4-11.0-11.2

前半3F34.24F45.9

後半3F33.64F45.4


途中で大逃げの形となったので、2番手以降の馬群全体はスロー寄り。

2番手追走馬を先頭と仮定した場合のレース上がりは、33.2。


1着○ジャンタルマンタルは、逃げ馬以外はスローな流れの3番手追走、自身上がり33.1で完勝。

これでG1の4勝時の自身上がりは、34.8・33.9・34.2・今回33.1。

平均的な流れでもスローでも完勝できるので、死角が無い馬。


2着△ガイアフォースは、4番手追走から直線しぶとく伸び続けた。

かつては差し届かず4着くらいも多かったが、前に行けるようになって安定した強さを発揮できるようになった。

今回は相手が強すぎた。


3着ウォーターリヒトは、今までのレースぶりとは一変、中団やや前寄りの追走からよく伸びた。

・冬馬(4勝は、10月下旬~2月初め)

・京都実績(きさらぎ賞2着・シンザン記念3着)

この2点からは狙える馬。

でも、近走成績とスロー想定での後方追走予想からは狙いにくかった。

乗り替わった高杉騎手が、先入観なしに中団につけたのが良かった。

高杉騎手は、デビューした昨年が48勝、今年も62勝と大活躍(すでに100勝達成)。

重賞での3着内は今まで無かったが、いつあっても不思議なかった(いきなりG1でとは思わなかったが・・)。


4着オフトレイルは、後方寄り追走から上がり1位32.6(展開不利)。

心配された距離は問題なかった。

「前走スワンS」の馬は、今まで成績が悪いが、今後は良くなるかもしれない。

中2週から今年は中5週になったから。


5着◎エルトンバローズは、2番手追走からキレ負け。

昨年2着自身上がり34.2。今年33.6。

精一杯頑張ってくれた。


6着▲ソウルラッシュは、Cデムーロ騎手でのこの結果は、7歳の衰え?

次走香港が決まっているらしい。


7着△アスコリピチェーノは、好位追走、最後に伸びが鈍った。

牝馬限定と牡馬相手の差か?それとも本調子には今一息か?


8着☆マジックサンズは、上がり2位。

折り合いをつけるための後方待機策。


5人気レーベンスティールは、12着。

中距離向きということか。それ以前に気性の問題があるが・・


6人気△ラヴァンダは、16着。

勝ちに行く競馬で大敗。

前走は牝馬限定で、穴人気し過ぎだったか。



2025年11月24日月曜日

東スポ杯2歳S 2025【予想】

 近年は少頭数で、穴馬はきわめて少ない。

数少ない穴馬は、

「関東馬」

「4番以内」


コッツォリーノ

レベルが高そうな馬が多く、好メンバーだと思う。

その中で、最も人気なさ過ぎと感じるのが、この馬。

2走前新馬は、差して上がり1位。

前走未勝利は、逃げて上がり1位。

どちらの競馬でも出来る馬(横山典騎手がどちらの競馬をするのかは全くわからない)。

新馬は負けてはいるが、1角で外まわる不利ありで、1着馬は次走で百日草特別2着。

前日夜単勝20倍という人気は魅力を感じるが・・・


○ダノンヒストリー

▲サレジオ

ラストスマイル  前走2着馬は日曜2R楽勝

△ライヒスアドラー

△ローベルクランツ

△パントルナイーフ



2025年11月23日日曜日

マイルCS 2025【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「右回り重賞実績」(ローカル除く)

「前走、毎日王冠または富士S」(4着以内または4人気以内)


エルトンバローズ

昨年2着。

その後、骨折で9ヶ月休養、今回が3走目で、昨年の再現に期待してみる。

昨年は差す競馬だったが、スローで上がりが速くなると苦戦だろうから、出来る限り前に位置して欲しい。


○ジャンタルマンタル

▲ソウルラッシュ

マジックサンズ  2走前のように後方で折り合えれば

△アスコリピチェーノ

△ガイアフォース

△ラヴァンダ



2025年11月22日土曜日

福島記念 2025【予想】

 (エリ女と同日の)日曜だったレースが、今年は(マイルCS週の)土曜になった。

なお、東スポ杯2歳Sは月曜。

過去の穴馬に多いのは、

「福島・中山・阪神内・小倉・札幌函館の実績」(右回り小回り)

「逃げ、差し追込」

「一ケタ馬番」


パレハ

4勝の内訳は、阪神内・福島・函館・函館で、小回り得意。

前走の2着~4着馬は、オークス出走馬。

4勝全てが、鮫島克駿騎手。

54キロのハンデで食い込みに期待したい。


○エコロヴァルツ

▲ニシノティアモ

バビット  単騎逃げなら警戒要

△イングランドアイズ

△クリスマスパレード

△シリウスコルト



2025年11月17日月曜日

エリザベス女王杯 2025 <回顧>

 

有馬記念馬レガレイラが本領発揮。


1着 ○レガレイラ(1人気)

2着 △パラディレーヌ(4人気)

3着 ◎ライラック(9人気)


勝ちタイムは、2:11.0(良)。上がり34.9。


昨年2:11.1とほぼ同じで、京都に限ればエリ女過去最速。

(エリ女過去最速は5年前の阪神での2:10.3)


12.8-10.7-11.9-12.3-12.2-12.1-12.3-11.8-11.6-11.6-11.7

前半3F35.44F47.75F59.9

後半3F34.94F46.75F59.0


武豊騎手が逃げると、きれいな(上下幅の少ない)平均ラップになる。

(先日の秋天の超スローは例外)

道中で、12.4以上の緩みが一度も無く、上がりは少し速くなる程度で11.5以下の加速が無い。


1着○レガレイラは、最大の不安スタートがうまくいき、中団やや後ろ寄り追走、直線追い出すとよく伸びて完勝。

有馬記念馬の貫禄を示した。


2着△パラディレーヌは、伸び上がるゲートの出だったが、中位のイン追走、直線は馬場の悪いインを避ける真ん中寄りのラインから伸びた。

岩田望来騎手への乗り替わりがうまくいった。

「千田厩舎」は、調教で速い時計を出さない馬なり調教が多い。その分、レースを使って上昇していくような所がある。

秋3走目でピークだったかもしれない。


3着◎ライラックは、後ろから2番目の追走、3~4角は最後方、直線は大外から伸びて上がり1位タイ。

昨年6着自身上がり33.9、今回自身上がり34.2。

ペースが昨年よりは流れてくれて良かった。

3年前2着で、6歳でもまだピークというのはすごい。

秋の京都外回り2200mがよほど向いているのだろう。

結果的に、藤岡佑騎手への乗り替わりは、3着になるには最適だった。

勝ちに行く乗り方なら、あの末脚のキレはなかっただろう(たぶん)。


4着▲リンクスティップは、Cデムーロ騎手が積極的に好位を取りに行く追走、直線はじりじりと伸びた。


5着△ココナッツブラウンは、後方寄り追走でレガレイラを前に見る位置、直線はレガレイラに離されライラックに伸び負けた。

重賞は2着で勝っていないし、初G1、初距離、滞在競馬向き、でのこの結果は上々ではないだろうか。


5人気エリカエクスプレスは、12着。

2000m内回りが距離の限度一杯か。



2025年11月16日日曜日

エリザベス女王杯 2025【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「逃げ~中位」(阪神時は追込)

「4歳」

「前走府中牝馬S」(今年のアイルランドT)


ライラック

3年前2着(阪神)、2年前4着(上がり1位)、昨年6着(上がり1位)。

相性はいいレース。

ただ、追込み一手で、どうしても少し足りない。

だから気が進まない◎なのですが、他の穴馬候補も一長一短で、どれも気が進まない。

藤岡佑騎手への乗り替わりも、いい方に出るのか悪い方に出るのかわからない。

平均ペースで流れて、中位後方寄りくらいの追走なら、楽しみが出てくる。

(スローで最後方なら絶望的)


○レガレイラ

▲リンクスティップ

ヴェルミセル  前走牡馬相手に上がり1位、タフな流れになれば

△ココナッツブラウン

△パラディレーヌ

△ステレンボッシュ



2025年11月15日土曜日

デイリー杯2歳S 2025【予想】

 毎年少頭数。

過去の穴馬に多いのは、

「前走1600mではない」(前走1800m1400m)

「キャリア1戦ではない」(キャリア2戦以上)


ガリレア

前走は人気薄だったが、直線前が壁の不利があっての2着。

強力前走1着馬が揃うメンバーだが、前走マイル重賞2着のこの馬は実績は上位。


○カヴァレリッツォ

▲アドマイヤクワッズ

アイガーリー  前走地味だが、制御はしやすそう

△キャンディード

△グッドピース

△エイシンディード