PCR検査を、大会前と1回戦終了翌日(勝利校のみ)の2回にわたって行う。
開幕以降、大会に参加できなくなった場合は相手校の「不戦勝」になる。
開幕前なら、補欠校が出場となる。
そういったコロナ禍の中で行われる2021年のセンバツ高校野球。
予想はやめておこうかとも思いましたが、検索経由で訪れる人が例年結構いるので、やっぱり予想することにします。
<上位人気>
仙台育英(宮城) 東北大会優勝
健大高崎(群馬) 関東大会優勝
東海大菅生(東京) 東京大会優勝
中京大中京(愛知) 東海大会優勝
智弁学園(奈良) 近畿大会優勝
大阪桐蔭(大阪) 近畿大会準優勝
(なお、昨秋の明治神宮大会は中止)
各スポーツ紙の評価は、上記6校の評価が高いようです。
<優勝校予想・結論>
◎天理(奈良) <穴推奨>
〇中京大中京(愛知)
▲明徳義塾(高知) <穴推奨>
★聖カタリナ学園(愛媛) <穴推奨>
☆神戸国際大付(兵庫) <穴推奨>
☆北海(北海道) <穴推奨>
△健大高崎(群馬)
△東海大相模(神奈川)
△市和歌山(和歌山)
*東播磨(兵庫 21世紀枠) <応援>
人気面で妙味を感じるのは、<穴推奨>とした5校です。
<各校について>
◎天理(奈良) <穴推奨>
近畿大会はベスト8で敗れたため、近畿最後の6校目に選ばれた(ので人気薄)。
でも、奈良大会決勝では智弁学園(近畿大会優勝)に8-2で完勝している。
193センチの長身・達投手はプロ注目の投手。
近畿大会準々決勝で大阪桐蔭に打ち込まれたが、前日の乙訓相手の投手戦の疲れがあったから、と思いたい。
智弁学園と人気に差があり過ぎるので、◎とします。
〇中京大中京(愛知)
畔柳(くろやなぎ)投手は、先輩の中日1位指名高橋宏斗投手に劣らない?好素材。
総合力で上位人気の中では最も上に評価したい高校だが、問題は枠順(大外枠)。
ベスト8までの日程が詰まってしまう。
他投手の先発もありえるが、初戦から気が抜けない相手ばかり。
▲明徳義塾(高知) <穴推奨>
四国大会優勝でも、それほど人気が上がらない。
左腕代木(しろき)投手は、昨秋の公式戦ほぼ一人で投げぬき、防御率0.58.
そして、連投にも耐えうるタフさも心強い。
枠順(日程の余裕)には恵まれた。
初戦の強敵を乗り切れば、次戦までに対戦相手研究による策士・馬淵監督の采配が見もの。
★聖カタリナ学園(愛媛) <穴推奨>
創部5年目。女子バスケットボールの名門。
「打ち勝つ野球」を目指しているらしいが、四国大会準優勝の立役者は、櫻井投手(防御率1.15)。
四国大会決勝で明徳義塾に敗れているが、櫻井投手は前日準決勝で179球を投げたので先発を回避している。
初戦は強敵だが、波に乗れば甲子園で「赤い旋風」が起きるかも?
☆神戸国際大付(兵庫) <穴推奨>
近畿大会準々決勝で敗れたが、その試合はエース阪上投手(防御率0.87)がヒジ痛で登板回避した。
野手としてプロ注目らしいが、阪上投手が万全なら勝ち進む可能性はある。
☆北海(北海道) <穴推奨>
木村投手は、防御率0.34、52回2/3を投げ72奪三振という注目左腕。
守備は堅守で、打力もそこそこあり、総合力が高い高校だと思う。
△健大高崎(群馬)
「機動破壊」がウリのチームだったが、今年は違う。
公式戦10試合で本塁打15本(参考:大阪桐蔭11試合11本)、チーム打率.389という「強打破壊」だ。
打力優位の大会になれば、最有力候補。
△東海大相模(神奈川)
今回は、関東最後の一枠で選出され、優勝候補の一角という程度の人気。
左腕石田投手は、1年夏から甲子園を経験し、安定感抜群。
昨年夏の甲子園交流試合でも大阪桐蔭相手に好投した。
【追記】横浜高校とゴッチャにして勘違いしていた部分がありましたので、訂正しました。申し訳ありませんm(__)m
△市和歌山(和歌山)
今大会注目ナンバーワンの小園投手。
近畿大会準決勝で、智弁和歌山相手に4安打完封(準決勝智弁学園戦は先発回避)。
問題は、打線がどれだけ援護できるか。
*東播磨(兵庫 21世紀枠) <応援>
鈴木投手は、防御率1.01、80回1/3を投げ77奪三振という好投手。
打線は非力だろうが、頑張って欲しい(応援の意味の*印)。
進学校で、テレビ番組「SASUKE」でお馴染みの山田勝己は、ここの卒業生。
無印<消し>
仙台育英(宮城)
東海大菅生(東京)
智弁学園(奈良)
大阪桐蔭(大阪)
この4校は人気に見合うほどの強力校でない、と無印(消し)にします。
(個人の好みなので、ご容赦下さい^^)
仙台育英と大阪桐蔭は、今大会の東西の横綱という世間の評価になるかもしれない。
どちらも投手陣の層は厚い(プロ注目の投手もいる)。
でも逆に言えば、絶対的なエースではない(昨秋の成績を見る限り)。それで取りこぼしがあるような・・・(あくまで個人の直感です)。
智弁学園は、近畿大会は勢いで優勝してしまったという印象(あくまで個人の印象です)。
東海大菅生は、スポーツ紙全紙がA評価だが、なぜなのかさっぱりわからない(東京だけの王者で、関東大会に出ていないので、未知数)。
<その他の高校の注目投手>
常総学院(茨城)秋本投手
県岐阜商(岐阜)野崎投手
敦賀気比(福井)竹松投手
広島新庄(広島)花田投手
福岡大大濠(福岡)毛利投手
これらの高校にもチャンスはありそう。
<< 回 顧 >> ~コロナ禍の中で無事開催終わる~
優 勝 △東海大相模(神奈川)
準優勝 (無印)明豊(大分)
ベスト4 ◎天理(奈良)
ベスト4 〇中京大中京(愛知)
<全般について>
今大会の個人的な印象は、次の2つです。
(1)出場校のレベル差がほとんど無かった。
(2)投手優位、守備優位、打撃は低調。
(1)について
1回戦の多くが接戦で、優勝した東海大相模は1回戦で延長11回での勝利、準優勝の明豊は1回戦は21世枠選出の東播磨相手に10-9(延長11回)での勝利。
ベスト4に残った4校の内、東海大相模と天理は、昨秋の地方大会の成績からは出場微妙で各地区最後の1校としての選出。選考委員が選ばなければ出場さえ出来ませんでした。
今年は、地方大会レベルから大混戦だった印象です。
(2)について
1回戦の多くが接戦で、各校の投手のレベルが高く、好投手が多かった印象です。
逆に打撃は低調で、1回戦12試合終了まで本塁打ゼロが続きました。
これは、コロナによる練習不足・対外試合不足の影響が大きいのかもしれません。
<各校について>
優勝した東海大相模は、石田投手が29回1/3を投げ無失点、無失点優勝投手は69年ぶり。
奪三振は45、与四死球は2だけという、理想の投球内容。
球速はそれほどでなくても、直球・変化球のキレが抜群でした。
1回戦2回戦で石川・求の両先発投手が好投したことが、準々決勝と準決勝の石田投手の先発快投につながりました。
準優勝の明豊は、史上初全5試合失策ゼロ。
昨秋の公式戦も、失策は1。
その失策1を記録しているのは太田投手だから、なんと県大会・九州大会・甲子園まで、内野手外野手の公式戦失策はゼロ、という信じられない記録です(これは異常)。
投手に関しては、3人の主力投手の存在がうまく機能しました。
そして、智弁和歌山出身の川崎監督の采配も見事で、令和の名監督になりそうです。
天理と中京大中京については、達投手(天理)と畔柳投手(天理)の両エースが素晴らしかった。
そして、両投手ともに準決勝では故障につながるかもしれない不安が発生し、先発回避。
今大会から導入された球数制限に達する前に、異常が発生してしまいました。
<最後に>
コロナ禍の中で、出場校関係者の感染者は発生せず、無事開催が終了して良かったです。
阪神地方の緊急事態宣言が解除された後からセンバツが始まり、阪神地方に「まん防」適用が決定されるまでの谷間の開催でした。
夏の大会は、コロナを気にすることなく、楽しみたいですが・・・
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