今週も、モレイラ。
1着 ミュージアムマイル(3人気)
2着 ○クロワデュノール(1人気)
3着 △マスカレードボール(4人気)
勝ちタイムは、1:57.0(良)。上がり34.8。
今年はCコース変更。
そして、週中のこの時期としては異常な高温(馬場が乾燥)。
2つが合わさって、超高速馬場となった。
1分56秒台も十分ありそうだったが、前半がそれほど速くなかったので、56秒台にはならなかった。
それでも昨年の皐月賞レコード1:57.1より0.1速くなった。
(コースレコードは昨年9月開幕週紫苑S 1:56.6)
12.1-10.2-12.2-12.5-12.3-11.4-11.5-11.8-11.4-11.6
前半3F34.54F47.05F59.3
後半3F34.84F46.35F57.7
前半はこの馬場にしては落ち着いたペースで、後半5Fからスパートのスピード勝負となった。
向正面に入ってすぐにファウストラーゼンがまくっていくのは予想されたが、アロヒアリイも後をついていってまくったのは意外だった。
1着ミュージアムマイルは、中団追走、向正面で他馬が外から動いて行っても動かず、4角から直線向くとき外に出すと直線見事な伸びで完勝。
前走の物足りない内容からは一変した。前走は、久々と馬場の影響があったのか。
よくわからない朝日杯出走だったが(使い分けだろうが)、その経験も今回のスピード勝負には良かったかもしれない。
モレイラ騎手、今思えば昨年もコスモキュランダをまくらずに2着に持ってきた、能力を最大限発揮させる騎乗がすごい。
2着○クロワデュノールは、好位の外追走、向正面で外のドラゴンブーストと接触、そのドラゴンブーストの外に出し、3~4角は一番外を回るロス。
直線は伸び鈍く、1着馬にかわされ、3着馬以降にも迫られた。
1人気として当然の横綱相撲で勝ちに行って、勝てなかった。
横綱相撲で勝てるほどの馬ではないのか?それとも久々の影響があったのか?
3着△マスカレードボールは、中団スタートだったが、向正面でじっとしているうちに後方になった。
直線は良く伸びた。
1角までに狭くなったりモマレていたが、ホープフルのような大敗はしなかった。
右回りでこの内容なら、ダービーでかなり人気しそう。
4着△ジョバンニは、好位スタートだったが、向正面でごちゃついた影響受け、3角前では後方寄りになってしまう。
4角から直線向くときも1着馬にはじかれ、直線はじりじりと伸び続ける。
スムーズな競馬ができなかったが、それにしても堅実な馬。
5着▲サトノシャイニングは、中団追走、直線の伸びはじりじりとした伸び。
16番枠でずっと外を回らされたのは、この高速馬場では痛かった。
それと、今まで少頭数競馬だったのが多頭数でモマれる競馬も影響したかも。
2着~5着の4頭(0.1差)は、それぞれ道中でロスがあった。
それが痛かったと言い訳したいだろうが、それは他馬も同じ。
それにしても、モレイラ騎手は、いつも不思議なほどスムーズに能力を発揮させる(向正面で狭くなる不利があったが)。
6着マジックサンズは、最後方から4角大外、直線も大外から伸び上がり1位。
さすがホープフルSの2番人気馬。
前走で折り合い欠いたこと+大外枠とでの待機策だろう。
本来は中団追走できるので、ダービー出走できれば楽しみはある。
7着◎キングスコールは、出遅れほぼ最後方、その時点で個人的には何の楽しみもなくなったが、終わってみれば7着に差してきていたのはビックリ。
陣営の言う通りまだ復調(完成)途上なのだろうが、この後上向けば楽しみはある。
京都新聞杯で権利取るのもありだが、秋に向けてじっくり調整するのもありだろう。
弥生賞の1着ファウストラーゼン2着ヴィンセンシオ3着アロヒアリイは、15着9着8着。
弥生賞とは馬場やレースレベルが違うからだろうが、4着に負けていたミュージアムマイルが勝つのだから、競馬は難しい。
ファウストラーゼンとアロヒアリイの向正面でのまくりは、高速馬場・G1ペースでは無理があったか。
5人気△エリキングは、11着。
単なる休養とは違って、骨折明けでは無理だったか。
これまでの3戦とも少頭数だったし。