2023年3月13日月曜日

2023センバツ高校野球優勝校予想(+回顧を追記)

 今年のセンバツ高校野球は、WBCで盛り上がっているであろう3月18日に開幕します。

11年前のセンバツでは大谷翔平選手(花巻東・新3年生)は、初戦大阪桐蔭相手に2-9で敗れた。

打撃では藤浪晋太郎投手から本塁打を放ったが、投げては8回2/3を11奪三振11与四死球で9失点。

公式戦の登板は故障により前年夏甲子園以来という久々過ぎる登板だった。



上位人気

今年の(世間一般の)優勝予想の上位人気は、以下の3校のようです。

大阪桐蔭(大阪) 近畿大会優勝、明治神宮大会優勝

広陵(広島) 中国大会優勝、明治神宮大会準優勝

仙台育英(宮城) 東北大会優勝、明治神宮大会ベスト4



優勝校予想結論>(独断と偏見による穴予想)


専大松戸(千葉)<穴推奨>

大阪桐蔭(大阪)

報徳学園(兵庫)

彦根総合(滋賀)<大穴推奨>

北陸(福井)<大穴推奨>

広陵(広島)

仙台育英(宮城)

履正社(大阪)

慶応(神奈川)



各校について


専大松戸(千葉)<穴推奨>

平野大地投手は、151キロ右腕でプロ注目。

肋骨を痛めながらも昨秋登板し関東大会準優勝。

問題は平野投手の回復度合いがどうかだが、攻撃力もあり優勝を期待してみる。


大阪桐蔭(大阪)

前田悠伍投手は、今年は絶対的エース(昨年は先輩2人と3人エース)。

公式戦88回投げて奪三振102、防御率1.13。

一方、打線は公式戦本塁打3本(15試合)で、例年ほどの迫力はなさそう?


報徳学園(兵庫)

近畿大会決勝で大阪桐蔭に0-1で敗れた。

しかしそれまでの近畿大会では、打線が11点・9点(対履正社)・9点(対智辯和歌山)と得点力がある。

投手陣と打線のレベルが高く、優勝を狙えそうな存在。


彦根総合(滋賀)<大穴推奨>

20年秋に就任した宮崎監督は、北大津高校を甲子園春3回夏3回出場に導いている。

昨年は新チームとなって以降の対外試合65試合で4敗しかしていない。

左腕野下投手を中心として投手力がしっかりしている。


北陸(福井)<大穴推奨>

北信越大会優勝、明治神宮大会ベスト4。

エースで4番の友廣投手が中心。

林監督は、敦賀気比コーチで15年センバツ優勝を経験している。


広陵(広島)

投手は、倉重・高尾の左右の2枚看板に横川もいる投手力。

打線も、神宮大会では6点・5点・5点と得点力がある。

神宮大会決勝では大阪桐蔭に5-6で惜敗。甲子園で借りを返せるか。


仙台育英(宮城)

昨年夏の優勝を経験している高橋・湯田・仁田など豊富な投手陣は昨夏と同様。

勝ち進むと豊富な投手力が有利になる。

その意味では初戦や2戦目を乗り切れば夏春連覇のチャンスが大きくなる。


履正社(大阪)

今年はそれほど人気になっていない。

大阪大会決勝で大阪桐蔭に0-7、近畿大会準々決勝で報徳学園に6-9で敗れたからだろうか。

でもチーム打率.401、本塁打9本(10試合)は脅威で、増田投手は本来安定感ある。


慶応(神奈川)

秋公式戦、本塁打15本(12試合)、打率.382は攻撃力トップクラス。

清原和博氏の次男勝児選手は、打順7番でも本塁打2本、打率.400。

投手陣が頑張れば優勝目指せるかも。



他に、沖縄尚学東邦山梨学院なども有力でしょう。




<< 回 顧 >> ~山梨県勢 春夏通じて初優勝~


優 勝   山梨学院(山梨)

準優勝  ▲報徳学園(兵庫)

ベスト4  △広陵(広島)

ベスト4  ○大阪桐蔭(大阪)


<全般について>


山梨学院は秋関東大会優勝校。

今年の大会は前評判が高い高校が勝ち上がり、順当傾向でした。

それでも全般的に接戦が多く、好ゲームが多かったです。

ただ、今年はWBCが非常に盛り上がり、高校野球はその陰に隠れた存在になってしまいました。


<山梨学院について>


これまでの山梨学院は、打撃力はあっても甲子園では勝ち上がれない存在でした。

今年の躍進は、何といっても林投手の力投でした。

・四球が少ない制球力

・球速表示以上の球のキレ(130キロ程度)

・投げ続けてもバテないスタミナ

内野手との兼任だったのが、昨秋の新チームから投手に専念。

秋の県大会では打ち込まれたりしていたが、関東大会で急成長し関東優勝に貢献。

その後の明治神宮大会では英明相手に終盤打ち込まれ敗退。

この冬の努力が実ったのでしょう。

甲子園では、ほぼ全試合を投げ抜き、最後まで安定していた。

好投手1人でも優勝できる、これは投手不足の全国の他校にも勇気を与えたことでしょう。

(ただ、球数制限が緩すぎの問題もありますが・・・)


吉田洸二監督は、清峰(長崎)の09年センバツ(今村投手)に続く優勝。

異なる高校での優勝は、原貢監督(三池工、東海大相模)、木内幸男監督(取手二、常総学院)、上甲正典監督(宇和島東、済美)に次ぎ4人目。

これは、すごいですね。

技術の指導は、長男の吉田健人部長に任せているとのこと。

試合の采配や生活指導を主としている吉田洸二監督。

この体制は、かつての横浜の渡辺監督・小倉部長のよう。


<予想について>


◎にした専大松戸の平野大地投手は、故障の影響が残っているのか球速が無かったですし、準々決勝で力尽きました。


<敢闘賞>


能代松陽(秋田)の森岡大智投手が印象に残りました。

大阪桐蔭相手に0-1で敗れましたが、大阪桐蔭打線を2安打に抑えた森岡大智投手の投球が素晴らしかったです。




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