2025年7月3日木曜日

函館(+室蘭)の旅

 [注]競馬に関係ない個人的な旅の記録です。


※写真はクリック(タップ)すると拡大できます。


「諸事情」(その内の一つは競馬で儲からない)により旅を封印していましたが、今回10年ぶりに旅に出ました

上記文章は、2015年2月のこのブログ(当時はシーサーブログ利用)の「放牧(旅)の記録」の書き出しの文章です。

あれから10年、偶然にも今回も10年ぶりに旅に出ました。

「諸事情」は、親2人を見送ったことなどにより、かなり解消しました。


今回10年ぶりということもあって、いろいろ昔とは違う旅の事情がわかりました。

そういうことを書いていこうかと思います。

普段旅をしている人には、今さらそんなこと、と思うようなことを書いているかもしれません。

でも、昔よく旅をしていたが最近していない人や、新たに旅をしようと考えている人には、参考になるかもしれません?


私が昔からしている旅の形は、

・移動手段は公共交通機関、主として鉄道(車・バイクは乗れない、車免許あるが)

・宿泊は安宿(若い時はユースホステルや夜行列車内、現在はビジネスホテル中心)


さて、今回の旅は、

「函館2泊、東室蘭1泊」の3泊4日の旅にしました。


<飛行機の予約>


10年前までは、大阪から北海道へ行く時は、寝台特急を利用していました(旅に出るワクワク感が一番)。

「日本海」や「トワイライトエクスプレス」ですね。

でも今やそれらは廃止になり、飛行機を利用せざるを得ません。

新幹線を乗り継いでいけば行くことはできるが、時間(朝から夕方まで)も費用(片道3万円超)もかかる。

(この点、関東の人はうらやましい)(関東から新幹線で来ている人が結構いたようだ)


で、飛行機なんですが、

大阪方面(伊丹・関空・神戸)から函館へは、

「直行便」は、伊丹からの全日空と日本航空しか無いんですよ(LCCの直行便は無い)。

東京での乗継便はありますが、直行便は最大手2社だけで、それもこの時期(6月)は1日1便ずつ。

これでは、関西在住の人は函館観光に行く気をなくすかもしれません。


となると、飛行機で安く行く方法は、早期予約しかありません。

4ヶ月前の2月に、全日空「スーパーバリュー」17,140円で予約しました。

もちろん安いかわりに「スーパーバリュー」は搭乗日54日前以降のキャンセルは多額となります。

(でも経験上、私は出発予定日を変更する事情が発生したことがない)


帰りの飛行機は、函館から室蘭に行くこともあって、新千歳空港からにしました。

札幌(新千歳空港)から大阪方面(伊丹・関空・神戸)へは、多数の便があり選び放題。

10年前はLCCのピーチにしましたが、関空から自宅までが苦痛で、今回は伊丹への全日空にしました。

スーパーバリュー」10,010円でした(LCCと競合しているので函館便より安い)。


<宿の予約>


若い時は、予約せず、前日や当日に決めていました。

(今日の予定は前日や当日に決めるという自由な旅)

さすがに今は、予約して出発します。

楽天トラベルで「ビジネスホテル」で限定して検索比較しました。

私が楽天トラベルを利用するのは、

・元々楽天会員で、予約の際、住所や名前を入力する必要がない

・楽天が間に入るので、安心できる(予約内容でホテルと、もめたくない)

・前日予約確認メールが入り、そこからすぐにホテルの地図を見れる(ホテルを探す検索不要)

(ただし、直接ホテルに予約するよりは若干高くなる)(でも楽天セールプランもある)


1泊目(函館)スーパーホテル(天然温泉 漁火の湯) 7.000円(朝食込)日曜料金

2泊目(函館)ホテル駅前 8,000円(朝食込)

3泊目(東室蘭)ドーミーイン(天然温泉 幸鐘の湯) 11.600円(朝食込)


1ヶ月前くらいに予約しました。

意外に?函館は高くないですね。

ほとんどの人は、函館に2泊するなら同じホテル連泊にすると思います。

でも私は、ホテルもいろいろな所に泊まりたい。

(コインロッカー代400円を使っても)


1泊目(函館)スーパーホテル(天然温泉 漁火の湯)  <楽天口コミ 4.3>

全てにおいて(ビジネスホテルとしては)水準以上だと思います。

風呂は利用していません(ビジネスホテルなので狭いはず?)。

難点は、函館駅から歩くと少し時間がかかること(市電ひと駅乗るのも面倒くさい)。


2泊目(函館)ホテル駅前 <楽天口コミ 3.8>

函館駅の出口を出ると見える、昔のビジネスホテル風の建物。

でも、部屋の中は清潔に保たれていました。

シングルで予約してもダブルの部屋。おそらくシングルダブル兼用?(料金も同じ)

なので、ゆったり寝れます。

朝食も個人的には十分満足できる(バイキングではない)。

ここで、困ったのは支払い時にクレジッドカードがタッチ決済でなかったこと。

私が暗証番号を忘れていたのが悪いのですが・・・(系列銀行の暗証番号とは別にしていた・・)

(私は普段クレジッドカードをネット決済以外には使っていない)

2025年4月からクレジットカードのサイン(署名)による本人確認が原則廃止され、暗証番号の入力が必須となっているんですね。

仕方なく、現金で支払いました。

(私はアプリ決済を普段使用していません、遅れてます)


3泊目(東室蘭)ドーミーイン(天然温泉 幸鐘の湯) <楽天口コミ 4.5>

ビジネスホテル全国チェーンの1番人気?ドーミーイン。

一番安いセミダブルの部屋はすぐに埋まるのか?仕方なく少し高くつくダブルの部屋を予約。

一番の目的は、2000円相当のご当地メニューの豪華な朝食

夜には、無料の「夜泣きそば」のサービスがあります。

朝食は期待通りで、「やきとり」(室蘭名物)は一番おいしかった。

その他、あれもこれもと選び、食べ過ぎで完全に朝昼兼用となりました。

興奮して、朝食の写真を撮り忘れたのが心残り(3割以上食べてから気づいた)。


<列車の予約>


3日目は、函館から東室蘭にJRで移動予定。

ということで、特急北斗の予約が必要となります。

最近(昨年)、特急北斗は「全席指定席」となったようです。

(昔は、自由席確保にホームで並んだものです)

予約は「えきねっと」でしました。

(昔は、駅の窓口に行ったものです)

JRの予約開始は1ヶ月前です。

予約時期が早いと「トクだ値」という早期割引があります。

ネット予約の「えきねっと」限定のようですが、最近始まったのでしょうか?

私は、今回30%引きで予約できました(7130円が4990円に)。

この「えきねっと」で予約した分の現物の切符への引き換えは、JR西日本管内の駅では出来ません

JR東海の西端「新大阪駅」では可能のようです。

私は、函館駅に着いてから切符に引き換えました(券売機で可能)。


座席は、「えきねっと」の予約画面で、進行方向(札幌に向かって)右の窓側を選びました。

札幌に向かって右側は、海沿いの車窓風景を楽しめるからです。


<飛行機に搭乗>


10年ぶりに飛行機に乗ります。

「オンラインチェックイン」が出来るようになっているんですね(何年前から?)。

全日空では、24時間前にメールが来て、必要事項を入力すると、搭乗手続き完了。

モバイル搭乗券を、スクリーンショットで保存(アンドロイドスマホの場合、フォトに保存)(iPhoneの場合、知りません)。

(全日空アプリをダウンロードすればアプリに保存できるが、私はアプリ入れず)

あとは、直接保安検査場に行き、スマホに保存したバーコードをかざせば通過。

オンラインチェックイン、便利ですね。


<函館空港から函館駅へ>


函館空港から函館駅へのシャトルバスは、現金でないとダメだった(700円)。


<函館市内の交通手段>


私は、もっぱら市電(路面電車)を利用しました。

交通系ICカード(私は関西のイコカ)を、乗る時にまずかざす。

補充(チャージ)は、函館駅の券売機で可能です。

でも、1日乗車券とかを購入した方が安かったかも。

(この点については出かけるまでの調査不足でした)


<函館観光>


ここまで意外な長文になってしまいました。

ここからは写真ともに簡潔に。

<写真はクリック(タップ)すると拡大できます>


「あじさい」(函館駅店)の「特塩」

函館と言えば、塩ラーメン。私の好みに合う味です。

気にいったので、次の日は「しょうゆ」を、これも私に合いました。

さらに3日目も行き、「味噌」(白味噌の方)を、これは合わなかった。



「青函連絡船記念館 摩周丸」

一番最初に北海道に行った頃は、青函連絡船で函館に到着しました。

そういう経験のある人には感慨深い所です。



懐かしい青函連絡船の船室(ここに座ったり寝転んだりだった)



「金森赤レンガ倉庫」

こんなキレイな夜景写真が撮れるとは思ってませんでした。

スマホ・ナイトモード・手持ち(三脚なし)です。

最近のスマホはすごいですね(何を今さら)。

(行く前に、7年半ぶりに機種変更しました)

手持ちで撮影しているのに、拡大してもブレがない(手ブレ補正も働いているのか?)。

7年半前のスマホには、ナイトモード(夜景モード)など無かった。



五稜郭タワーからの眺め

函館旅行の定番ですね。



五稜郭内にある「函館奉行所



奉行所内(靴を脱いで入る)



「立待岬」

市電「谷地頭」下車 徒歩15分~20分

私のような「自然の風景好き」にとっては函館市内で一番いい所。

赤い(ピンク?)ハマナスも咲いていました(写真撮り忘れ、というか何の花か後で知りました)



立待岬のベンチに座る一人の女性



「函館山の昼景」

夜景は、?年か前に観たことがあるので、今回は昼景に。

最近は、インバウンドの影響で夜景はすごい混雑らしいですね(降りるのに2時間待ちとか)。場所取りがひどくて、よく見えないとか。

でもこの時期(6月)は、それほどでもないかもしれない?(わかりません)



マンホール

函館山ロープウェイ駅まで歩いている途中の道で見かけました。



「函館聖ヨハネ教会」



「函館ハリストス正教会」



「八幡坂」

ロケ地等で有名ですね。



「大沼公園」(大沼国定公園)

私のような「自然の風景好き」にとっては、函館から少し不便だが、ぜひ訪れたい所。

特急料金を使うのはもったいないので、函館から鈍行で往復しました(本数少ない)。

レンタサイクルで1週(70分以上)も考えましたが、当日は暑過ぎました。

それで、散策路を歩くことにしました。

15分コース+50分コース=1時間ちょっとでした。

木陰を歩くことが多く、暑い時には正解だったと思います。

駒ヶ岳の眺めが最高です(写真だと低く映ってしまう)。



千の風になって名曲誕生の地」のモニュメント



<室蘭観光>


室蘭に行ったのは「地球岬」が目的です。

ここは、写真より動画の方がいいでしょう。

音量を上げると、鳥のさえずりと風の音が聴こえます。

たまたま、周りに誰もいない瞬間で、ラッキーでした。

スマホで動画も撮れる(何を今さら)


地球岬への最寄り駅は「母恋」(ぼこい)という駅になります。

母恋駅から徒歩だと35分くらいです。

私の他には、誰も歩いていませんでした。

普通?の人は、駅降りたら、数少ない便のバスか、タクシーの方がいいかもしれません(レンタカーが一番だけれど)。



トッカリショ」へも脚を伸ばしました(地球岬直前の分かれ道を左に行った所)。



地球岬を終えた後、夕方の飛行機まで時間が余ったので、室蘭駅に行ってみることに。



「旧室蘭駅舎」

今の室蘭駅からは離れた場所にあります。

行ってみると、個人的にはイマイチでした。

それより、

今の室蘭駅が無人駅(窓口なし)になっていることに驚きました。

今の室蘭駅の建物は、新しくキレイで、待合所は天井が高く、趣(おもむき)がある駅舎です(写真撮り忘れ)。

まさかの無人化です。

一応、室蘭本線、特急(すずらん)の始発終着駅ですよ。

(途中駅の母恋では窓口あったのに)

今や、室蘭の中心は「東室蘭」駅ということなんでしょう。


列車待ちの間に、窓口が無いなら「えきねっと」で南千歳までの特急指定席を得ようとスマホを操作。

意外に空席がちらほら、喜んで購入手続きを進めるも、最後の最後でクレジッドカードのワンタイムパスワードの送信先がなんとパソコンのアドレス、あきらめました(帰宅してからGメールのアドレスに変更)。

東室蘭駅まで乗り、東室蘭駅の窓口で購入しようとすると、発車5分前くらいになっていたので、空席は無くなっていました(泣)。

特急指定席料金を払って、南千歳までずっと立っていくはめに・・・(全席指定席に変わったために)



<全般的な感想>


昨今、インバウンドの弊害のニュースが目立ちます。

なので、インバウンド客の行動でイヤな思いをしないか?と心配がありました。

結果的には、そんなことは全くなかったです(運が良かっただけかもしれないけれど)。

聴こえる言語が、日本語か中国語かの違いくらいです。

函館市内の観光地では、日本語と中国語が半々くらいの印象でした(場所によって、日本語が多かったり、中国語が多かったり)。

関西弁はあまり聴こえませんでした(やはり、関西からだと不便だから?)。

日本人は、関東からや道内からの人が多かった印象です。

インバウンドは、中国(または台湾?)が圧倒的、欧米系の人はあまり見ない印象でした。

これは、函館の傾向でしょうか。

それと、日本人は、高齢者が多かったです(時期(6月)的に現役世代が少ないのは当然でしょうが)。

夫婦だったり、友人同士だったり、一人旅だったり、引退生活を楽しんでおられる印象です。

昔のような日本人の団体旅行は減り、各個人が旅を楽しんていますね。


それと、昨年は「コナン効果」(名探偵コナン100万ドルの五稜星)で大混雑だったらしいですが、今はコナン効果はほぼ無くなっているようです、普通の混雑でした。

さらに、日本の漫画の地震予言もインバウンドに多少影響していたかもしれません(特に香港)。


<天候>


今回は、天候に恵まれ、傘をさすこともありませんでした。

私のような「自然の風景好き」にとっては、天候が一番の問題です。

私が行った時期は、本州では、西日本の梅雨明け宣言の直前の最後の雨が降っている時期でした。

東京や大阪などに梅雨前線がかかっている時期は、北海道の天気はいいことが多そう。

西日本で梅雨が明け梅雨前線が消えた後の今現在の函館は、どんよりした天候が続いているようです。

出発を、あと1週遅らせていれば、どんより天候続きでした(ラッキー)。

(函館のリアルタイムの天候は「函館ライブカメラ」で検索すると確認できます)


気温は暑かったです。

平年は最高気温22~23度くらいの時期だったので、朝夕に上に羽織るものも持っていきましたが全く不要、半袖の人が多かったです。

最高気温は26度以上だったでしょう。

それでも札幌よりはましで、天気予報を見ると、札幌は30度を超えていました。

向こうのテレビの天気予報を見ると、札幌・旭川・北見あたりの中央部の気温が高いですね。

函館は北海道の中では南にありますが、札幌よりは3~4度低いことが多そう。

それでも暑いことは暑い(避暑には向きません、近年は)。

とはいえ、大阪伊丹空港に到着して外の空気に触れた時のあのムッとした空気よりはずっとまし。


天気に関しては、運ですね。

7月8月の天候は不安定(案外雨多い)で、個人的には6月上旬~6月中旬がいいと思います(梅雨が普通の長さの年なら6月下旬まで)。

(9月中旬下旬もいいと思う)

いずれにしても天候は「運」ですね。その運を呼び込むためには、少しでも雨の確率が低い時期を選びたいです。


<最後に>


こんな長文になるとは思いませんでした。

これだけ書いて、読んでくれる人がどのくらいいるのやら?

でも、いいんです。

個人的な旅の備忘録ですから。

元々、ブログ=日記ですから。