2024年6月24日月曜日

宝塚記念 2024 [回顧]

 人馬ともに初G1制覇。

菅原明良騎手、おめでとう!


1着 △ブローザホーン(3人気)

2着 ☆ソールオリエンス(7人気)

3着 △ベラジオオペラ(5人気)


勝ちタイムは、2:12.0(重)。上がり34.5。


9R2勝クラス1400mで、1:21.2。

雨量が天気予報ほどには降らず(強く長く降ったのは夜中くらい)、時計は稍重の方に近い重馬場。

平均ペースで流れていれば、2分11秒台がありえた。

スローだったので、2:12.0となった。

ただ、内外の馬場差が大きそうで、直線は各馬かなり外を通っていた。


内が悪いのは、雨の影響というより使い込んだ影響。

土曜良馬場時点から悪かった。

仮に日曜昼間がずっと本降りだったら、内と外の差が小さくなったかもしれない。


12.4-10.9-12.3-12.7-12.7-12.9-12.2-11.4-11.7-11.3-11.5

前半3F35.64F48.35F61.0

後半3F34.54F45.95F58.1


逃げ馬不在で、かなりのスロー。

京都外回り特有の上がり4Fが速いラップ。

直線も11.3-11.5で、スタミナ勝負にはなっていない。


1着△ブローザホーンは、向正面に入った所ではほぼ最後方だったが、3角までに馬群全体が縮まり射程圏内。

直線は、最大外から差しきり完勝。

春天2着だったが、折り合いついたが折り合いを気にしてのような騎乗だったので、これくらいの距離の方がいいかもしれない。

重馬場が向くのだろうが、良馬場での今回のメンバーとの対決を見てみたい。

菅原明良騎手、大阪杯当日は馬場のいい内を狙っていたし、ホームグラウンドではない関西での騎乗もいいですね。


2着☆ソールオリエンスは、スタート良かったが、今回は後方に控える策。

向正面で3角までに馬群が縮まった時も動かず、3角手前で後ろから2番目の位置。

直線はブローザホーンの後ろを追うように伸び、ラスト1F過ぎに一瞬前が詰まったが2着確保。

・状態が良くなった

・後方で動かない策の方が向く

・重馬場が向く


3着△ベラジオオペラは、逃げてもいい構えだったが、他馬が行き4番手好位追走。

直線も伸びてはいるが、1着2着馬の決め手(重馬場での)に負けた。

良馬場での1着2着馬との対決を見てみたい。

+12キロだったが、成長中なのだろう。


4着プラダリアは、直線3着馬との競り合いで負けた。

どうしてもG1では少し足りない。

ダービー5着・宝塚記念6着・大阪杯6着・今回4着。

京都の今回が最大のチャンスだっただろうが・・・


5着△ローシャムパークは、折り合いに難があるので、どうしても早め進出の競馬になってしまう。

重馬場も良くないのか。


6着○ドウデュースは、3角最後方、外にソールオリエンスがいたせいか、直線は馬場が悪い内寄りを選択、伸びなかった。

状態面もどうだったのか?

海外帰り初戦、表面的には好調そうでも・・・・

いずれにしても、昨秋からの成績欄が示す通り、常に能力発揮できるタイプではなさそう(いろいろと条件が揃わないとダメ?)。

有馬記念1着と調教の見た目の良さで過剰に評価された(終わってみれば)。


2人気▲ジャスティンパレスは、10着。

「敗因は道悪」を陣営は主張するだろうが、海外帰り初戦、状態面がどうだったのか?


◎としたルージュエヴァイユは、8着。

川田騎手だから好位追走あるかもとは思ったが、逃げるとは全く想定外。

個人的には外差しの競馬を見てみたかった。

それはともかく、◎と☆の印は逆にすべきでした(反省)。

(いつもなら、人気が上の方を◎にして人気薄の方を☆にするのに・・・)



2024年6月23日日曜日

宝塚記念 2024【予想】

 今年は京都。

2006年が京都だったが、その時の穴馬は、

2着ナリタセンチュリー「京都G2を2勝(G1連対無し)」

3着バランスオブゲーム「G2を5勝(G1連対無し)」


ルージュエヴァイユ

過去10年の3着内30頭のほぼ半数が6人気以下の穴馬。

上位人気があてにならない理由は、「状態面」だと思う。

前走の目に見えない疲れや暑くなってきたことで、能力を発揮できず完敗する上位人気馬が多い。

それは調教の動きや厩舎談話では、よくわからない。終わってみないとわからない。

今年ならレース後の「敗因は道悪」が、人気馬の言い訳として用意されている。

牝馬の好走例が多いのも、この季節の牝馬は状態がいいからだろう。

案外雨が降らない、天気予報がハズれることを願う(稍重希望)。


○ドウデュース

▲ジャスティンパレス

ソールオリエンス  馬場を味方に復活ある?

△ベラジオオペラ

△ローシャムパーク

△ブローザホーン



2024年6月15日土曜日

マーメイドS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「前走3勝クラス(特に前走3着4着)」

「差し追込」または「2000m実績ある先行馬」


ゴールドエクリプス

今年は京都。

この馬の4勝は、京都2勝・小倉2勝。

直線平坦コースが向く成績。

4勝全てが1800mだが、昨夏小倉記念2000m3着があり、直線平坦なら十分こなせそう。

昨年のこのレースは4着だったが、今年は得意の京都で3着以上を期待したい。


○エーデルブルーメ

▲ミッキーゴージャス

インザオベーション  前走3勝クラス3着は穴傾向に合致

△コスタボニータ

△ホールネス

△セントカメリア



2024年6月9日日曜日

函館スプリントS 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「函館札幌実績」(洋芝・滞在)

「重賞実績」(特に12月~3月の阪神)


ゾンニッヒ

昨年青函S(稍重)0.3差1着。

函館1200mが合う内容だった。

続くキーンランドC8着は重馬場だったので、雨はあまり降らない方が良さそう。

16番枠は、過去10年で3頭の穴馬が連対している。


○アサカラキング

▲サトノレーヴ

ジュビリーヘッド  昨年2着・2年前2着

△ビッグシーザー

△ジャスティンスカイ

△キミワクイーン



エプソムC 2024【予想】

 過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」         

「東京実績」

「前走大敗(6着以下)」


シルトホルン

3歳時ラジオNIKKEI賞2着(1着エルトンバローズ3着レーベンスティール)。

東京オクトーバーS2着(1着ヤマニンサルバム)。

近5走が物足りないが、本領発揮すれば上位人気と差はないはず。


○レーベンスティール

▲トゥデイイズザデイ

カレンシュトラウス  2年前メイS1着

△サイルーン

△ルージュリナージュ

△グランディア



2024年6月3日月曜日

安田記念 2024 [回顧]

 強過ぎる香港馬の勝利。

5着まで5人気以内馬が占める能力通りの決着。


1着 ○ロマンチックウォリアー(1人気)

2着 △ナミュール(4人気)

3着 ▲ソウルラッシュ(2人気)


勝ちタイムは、1:32.3(稍重)。上がり33.9。


9R2勝クラスで 1:58.7。

それほど雨の影響はない馬場。

安田記念は速めに流れれば1分31秒台後半になったかもしれない。

緩めの流れになったので、1分32秒台となった。


12.1-11.0-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-11.4

前半3F34.54F46.4

後半3F33.94F45.9


速い逃げ馬が不在なので、緩めの流れになった。

かつては速い流れが多かった安田記念だが、近年は緩めの流れが多い。


1着○ロマンチックウォリアーは、さすが香港最強馬の強さ。

そしてオーストラリアの名手マクドナルド騎手もさすが。

馬体重が-12キロだったが、3走前の香港Cと同体重。

(といっても香港の馬体重はレース2日前の計量が公式記録になるので単純比較できない)

2000mでも1600mでも強い。

香港でも豪州(コックスプレート1着)でも日本でも強い。

日本の馬場で速い上がりの流れでも強かった。


<以下、香港と日本の違い>

馬体重の計測時期が香港と日本で異なるが、

レースタイムの計測開始地点も香港と日本とでは違う。

日本はゲートから離れた地点(5mだったかな?)から計測を開始。

なので、日本のタイムは香港に比べて約1秒くらい速くなる。

馬場が同じ程度でも、香港のタイムは日本より1秒くらい遅くなる

香港の馬場が時計がかかるわけではないのです。

(この点については、Mahmoud氏が以前から指摘されている)

【追記】

日本では、助走距離5mが設けられていて(その分ゲートは計測開始地点より後ろに設置)、実際は1605m走っていることになります(日本ダービーは2405m走っている)。

日本も香港(や欧州)も、全体タイムは1600m走ったタイムですが、

日本の場合、タイムに含まれない助走距離5mを余分に走っていることになります。

それで、最初の1Fのタイムが香港(や欧州)より日本の方が速くなる(助走で勢いがついている所から計測開始するので)。

その差が、約1秒程度(らしい)。

Mahmoud氏は、その差が1.2秒と計算しておられる。

それに従えば、今回の勝ちタイム1:32.3は、香港式で計測すれば1:33.5ということになります。


2着△ナミュールは、前走から見事な変わり身。

後ろ過ぎない追走から、自身上がり32.9。

海外帰り2走目の良化、継続騎乗2走目で大きく変った。

相手が強かった。


3着▲ソウルラッシュは、ナミュールにハナ差競り負けた。

昨秋マイルCSでもナミュールにクビ差負けた。

2年前13着・昨年9着だったが、東京でも能力発揮。

相手2頭が強かった。

これでモレイラ騎手は、短期免許取得の条件をみたせず、来年以降の来日が難しくなった。


4着△ガイアフォースは、直線内で前が詰まり進路を切り替えるロスで、2年連続4着。

それが無ければ2着争いもう少し際どかったかも。

この馬にとっては内枠は良くない。


5着△セリフォスは、後方過ぎる追走(これは意外)。

自身上がり33.0(ナミュール32.9)で伸びているが、ナミュールに比べ道中が後ろ過ぎた。

昨秋マイルCSで前に行って伸びなかったからだろうか?


6着☆ジオグリフ(12人気)

7着◎フィアスプライド(13人気)

穴で期待した2頭は健闘してくれたが、上位5頭には能力で劣った。


もう1頭の香港馬ヴォイッジバブルは17着。

ドバイでも大敗していて、海外遠征が苦手なのかも。

それとドバイメイダン競馬場も左回り。



2024年6月2日日曜日

安田記念 2024【予想】

 雨は、どの程度降るのだろうか?

過去の穴馬に多いのは、

「G1実績」

「差し(中位~後方)」(逃げ穴はロゴタイプ2回)

「5枠~8枠」(過去10年6人気以下3着内10頭全て)


フィアスプライド

前走は例年の安田記念のような流れ。前半速く中盤の緩みもなかった。

その流れで前の方に行っての2着は価値ある好走。

一方で、府中牝馬Sのような後方から差す競馬もできる。

前走の反動は心配だが、中位からの差しを期待してみる。


○ロマンチックウォリアー

▲ソウルラッシュ

ジオグリフ  重になれば

△セリフォス

△ナミュール

△ガイアフォース



2024年6月1日土曜日

鳴尾記念 2024【予想】

 阪神競馬場スタンド改修工事のため、今年は京都での開催(宝塚記念・阪神JFなども)。

過去の穴馬に多いのは、

「重賞実績」

「前走都大路Sまたは新潟大賞典」

「前走先行好位」


エアサージュ

2走前は、京都2000mで△ニホンピロキーフに勝っている。

前走は左回りも影響したかもしれない。

右回り芝[3.3.1,1]

2000m芝[3.2.1.1]

大外枠が問題だが・・・


○ボッケリーニ

▲ロードデルレイ

バビット  2走前くらい走れれば

△ヨーホーレイク

△ニホンピロキーフ

△ディープモンスター